【日経デジタルヘルスより】、認知症の早期発見にテクノロジーで挑む、ヒントは声・表情・眼底に
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-9 8:00)
|
「認知症の早期発見について、テクノロジーの貢献に期待している」(順天堂大学 医学部 脳神経内科の大山彦光准教授)――。将来は65歳以上の5人に1人が発症するとされる認知症。超高齢化社会に突入する日本にとって、その対応は喫緊の課題だ。認知症を早期に発見して対策を施すために、AIなどの最新技術への期待が高まっている。
|
米Schrodinger社、創薬の強化に向け米Google Cloudと提携
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-9 8:00)
|
米Schrodinger社は、2020年3月2日、創薬に向けて、物理学ベースのコンピュータープラットフォームのスピードとキャパシティーを実質的に増大するため、米Google社のクラウド部門であるGoogle Cloudと3年契約を結んだと発表した。契約の一部として、Schrodinger社は、同社の主要なシミュレーションソフトウエアに推奨するクラウドプラットフォームとして、Google Cloudを選択している。
|
シスメックス、免疫を利用した新型コロナの簡易検査の開発を検討開始
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-9 8:00)
|
シスメックスは2020年3月6日、技術説明会をライブ配信で開催。抗原抗体反応を利用した蛋白質測定技術を応用し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する簡易検査の開発に向けて検討を開始したと発表した。また、個別化医療の実現に向けた新たな取り組みや、体外診断(IVD)事業に関する研究開発について説明した。IVD事業のうち血球計数検査(ヘマトロジー)分野では人工知能(AI)による画像解析を、血球の分析に応用する研究事例を紹介した。
|
特集連動◎エクソソームも登場、リキッドバイオプシーの開発動向、テオリアサイエンス、エクソソームを検出
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-9 8:00)
|
テオリアサイエンス(東京・千代田)は、同社の取締役CSOを務める、東京医科大学医学総合研究所分子細胞治療研究部門の落谷孝広教授らの研究成果を活用し、エクソソームを標的として、検査技術や創薬の研究開発を進めるベンチャー企業だ。2012年5月に設立され、これまでは、エクソソームをはじめとする細胞外小胞(EVs)に関して、企業が大学などと共同研究を進めるための支援事業を手掛けてきた。2019年夏、同社初となるシードラウンドの資金調達を実施し、検査技術や創薬の開発を本格化させた。2020年1月24日、水谷隆之代表取締役、落谷教授、非常勤監査役で同社に出資するAngel Bridgeの河西佑太郎代表パートナーが本誌の取材に応じた(編集部注:2月3日公開の同社の記事に情報を追加し再編集しました)。
|
キーワード、診断にも創薬にも活躍するエクソソーム
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-6 20:04)
|
エクソソームを含む細胞外小胞(EVs)に、近年大きな注目が集まっています。これまでの研究から、細胞間のコミュニケーションを担うエクソソームには、疾患の発症や増悪、転移に関わる分子を送達する悪玉もいれば、抗炎症や抗線維化などのなどの作用を持つ善玉もいるということが分かってきました。そうしたエクソソームは、マーカーとして診断に使えます。また創薬標的にしたり、薬物送達技術に応用したり、そのまま投与したりと、医療応用に向けた可能性が広がってきました(セレクション:久保田文)。
|
キーワード、実用化段階に入った核酸医薬に国内勢が注力
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-6 20:01)
|
siRNA医薬やアンチセンス医薬、アプタマーなど多様な核酸医薬のモダリティが実用化のフェーズに入ってきました。国内の主要な製薬企業は、創薬化学の人材やノウハウをフル活用して、核酸医薬の創製に向け、基盤技術の構築を進め、複数のプロジェクトが動いている状況です。さらに、日本新薬は、日本と米国でデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)を対象に核酸医薬ビルトラルセン(NS-065/NCNP-01)の承認申請中で、2020年にも承認されるとみられています。一方で海外では、安全性の確認された核酸医薬のモダリティを用いて、1人の患者の治療を行うという究極の個別化医療の取り組みも進んでいます(セレクション:久保田文)。
|
キーワード、AAV用いた遺伝子治療開発が本格化
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-6 19:55)
|
世界的に遺伝子治療の研究開発が本格化しています。様々な血清型のアデノ随伴ウイルスベクター(AAV)が同定され、特定の臓器、組織への送達ができるようになったことが背景にあります。国内の製薬企業は乗り遅れていたものの、アステラス製薬が2019年12月に米Audentes Therapeutics社を約30億ドルで買収。また製造・解析の基盤技術の構築を目指して公的プロジェクトが立ち上がるなど、挽回に向けた動きも出てきました(セレクション:久保田文)。
|
東証マザーズ、ステムセル研究所の上場を承認
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-6 8:00)
|
東京証券取引所は2020年3月5日、ステムセル研究所(東京・港、清水崇文社長)の東証マザーズ市場への新規株式上場を承認した。上場日は4月9日の予定だ。
|
日本製粉、東大に「食の健康科学(ニップン)」寄付講座を開設
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-6 8:00)
|
日本製粉が2020年3月1日、「食の健康科学(ニップン)」寄付講座を東京大学大学院農学生命科学研究科に開設した。設置期間は2023年2月までの3年間で、寄付総額は6000万円。単独での寄付講座設置は、今回が初めて。他の企業との共同では、同研究科に2019年4月に開設された「食品機能学」寄付講座の寄付者である食品産業コンソーシアムの一員として参加している。
|
新型コロナで中止相次ぐ学会、Zoom使って1週間でオンライン学会を開催
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-6 8:00)
|
新型コロナウイルス感染症の拡散防止対策のため、この春のバイオテクノロジー関連学会は中止・延期が相次いでいる。大勢の参加者が1カ所に集まる通常型の大会・年会はほぼ無いもようだ。多くの学会では、要旨集の発行をもって発表実績とすること(誌上開催とも呼ばれる)が告知されている。懇親会の参加費は返金するが、学術プログラムの参加費は返金しない学会が大半のようで、どの学会も中止・延期に伴う事務対応に追われている。このような状況の中、日本生態学会が今週土曜日(2020年3月7日)に大会のネット配信を試みる。
|