Mmの憂鬱Premium、パンデミックの救世主となるか、mRNAワクチン
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-10 13:10)
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中国政府の公式見解では感染のピークは過ぎたと言っておりますが、再燃の恐れも残り、油断ができません。そもそも発表の数字そのものにも私は信頼を置いておりません。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染者数は今や10万人を突破、新規患者はイタリア、韓国、イラン、米国、日本など中国以外の地域で増加しつつあります。2020年3月6日からPCR検査が保険適用され、我が国でも市中感染を抑止し、重症患者の治療に医療資源を投入する白兵戦が始まります。しかも、これはひょっとしたら年を越す長期戦となりそうです。こうした陰鬱な状況に一縷の光が見えてきました。米Moderna社が開発したSARS-CoV-2に対するmRNAワクチン「mRNA-1273」が2020年3月2日、米Seattleに拠点を置く医療保険団体The Kaiser Permanente Washington Health Research Institute(KPWHRI)の倫理委員会で承認され、第1相臨床試験のボランティアの登録が始まりました。ウイルスのゲノム配列が公表されてたった48日間で、治験にたどり着いたのです。ギネス記録更新は間違いありません。本日はこのワクチンの詳細を解説します。
◎参考記事
新型コロナウイルスに対する国産ワクチンを開発着手!
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Karolinska研、脂肪肝にマクロファージのmiR144サイレンシングが有望
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-10 8:00)
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スウェーデンKarolinska研究所は、20年2月26日、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者の肝マクロファージにおいて、miR144をサイレンシングすると、マクロファージが正常な抗酸化作用を回復する可能性を示した。この発見は、脂肪肝治療のための新たな戦略の開発に結びつく可能性がある。研究成果は、Science Translational Medicine誌の2020年2月26日号に報告された。
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新型コロナウイルス、「克服」までの道は既に見えている
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(2020-3-10 8:00)
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新型コロナウイルスによる感染が世界全体で拡大している。世界保健機関(WHO)によると、3月9日6時現在(CET)の感染者数は10万9343人で、死者数も3800人を突破した。そのうちウイルスの発生源である中国の割合が圧倒的に多いものの(感染者8万904人)、直近の1週間では中東(イランなど)や欧州(イタリア、ドイツ、フランスなど)で患者が急増している。米国でも感染者数が500人を超えており、ニューヨーク州などが非常事態宣言を出した。
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米Biogen社と米Sangamo社、神経疾患を対象とする遺伝子制御治療で共同開発契約
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(2020-3-10 8:00)
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米Biogen社と米Sangamo Therapeutics社は、2020年2月27日、Sangamo社専有のzinc finger protein(ZFP)技術を用いた神経疾患対象の遺伝子制御治療の開発について、全世界的ライセンス契約に合意したと発表した。Sangamo社が開発中の候補の他、今後5年間で創出される候補を含め最大12品目の全世界的独占権をBiogen社が獲得する。
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寛和久満夫の深読み科学技術政策第302回、内閣府のマイクロマネジメントでImPACT研究者が疲弊
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(2020-3-10 8:00)
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フローサイトメーターは、免疫学や分子生物学、再生医療など、多岐にわたる分野の基盤技術として必要不可欠となっている。Leonard Arthur Herzenberg(レナード・アーサー・ハーツェンバーグ)博士が発明したもので、蛍光抗体で標識した細胞集団をレーザー光照射と電荷の付与によって、種類ごとに分取することが可能になった。
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不二たん白質財団、昨秋の台風19号に続き新型コロナへの対応で設立40周年の集いを中止
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(2020-3-10 8:00)
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公益財団法人不二たん白質研究振興財団が設立40周年を記念して都内の帝国ホテルで開催予定だった「設立40周年の集い」が、新型コロナウイルス対応のため、再度中止になった。この集いは当初、2019年10月12日の開催が予定されていたが、同日に日本に上陸した台風19号への対応で急きょ中止し、5カ月余り延期して2020年3月21日に開催される予定だった(台風19号は台風15号と共に「令和元年東日本台風」と2020年2月に気象庁が42年ぶりに命名)。併せて集いの前に経団連会館で開催される予定だった公開講演会「大豆のはたらき in 東京ー大豆に関わった40年・未来への提言ー」も、2019年10月12日開催予定の中止に続いて、2020年3月21日開催予定も中止になった。
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特集連動◎エクソソームも登場、リキッドバイオプシーの開発動向、東ソー、血中循環腫瘍細胞など異常細胞の
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-10 8:00)
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血中に循環する微量ながん由来の細胞を解析することができれば、核酸や蛋白質などさまざまな情報を得ることができる。国内では、東ソーが、血中循環腫瘍細胞(Circulating Tumor Cells:CTC)を含む異常細胞を検出、回収するシステムを開発。2019年6月からは、東ソー分析センターが研究用途で異常細胞の受託解析サービスを開始した。2020年2月7日、同社ライフサイエンス研究所の二見達グループリーダー、森本篤史主任研究員、東ソー分析センター東京事業部解析グループの伊集院智子氏が、本誌の取材に応じた。
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ボストンで朝食を、「移植医療に革新を」の夢を胸に秘めボストンへ、膨大な臨床移植データ・マウス心臓移植
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-10 8:00)
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はじめまして。Harvard Medical School, Brigham and Women’s Hospital, Transplant Surgery(皆様がこれを読まれている頃は帰国していますので、大阪医科大学 腎泌尿器外科所属)の前之園良一と申します。
現状を踏まえ私の興味は数少ない臓器資源をどのように割り当てれば効率良くいくのかを考えることになり、まずは性差の移植への影響をテーマとして取り組んでまいりました。諸先生方・諸先輩方の研究と比べ非常に小さな研究でありますが、なにかしらの貢献ができればと思い、研究活動を続けています。
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伊藤勝彦の業界ウォッチ、海外大手企業の2019年度決算を読む―米Biogen社編
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-10 8:00)
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Biogen社の2019年度の売上収益は、143億7800万ドル(前年同期比6.9%増)で増収であった。製品売上高が113億8000万ドル(同4.5%増)、提携からの収益が22億9000万ドル(同15.7%増)、その他収入が7億800万ドル(同20.8%増)だった。スイスRocheに導出している多発性硬化症治療薬の「オクレバス」(オクレリズマブ)の売上高が伸長したことでRoche社からのロイヤルティ収入が6億8800万ドル(同43.9%増)と増加して提携からの収益が増加し、韓国Samsung Bioepis社とのバイオ後続品の協業などによってその他収入も増収となった。
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米MPM社と米Dana-Farber、がんの研究開発促進で投資ファンド
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(2020-3-9 8:00)
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米MPM Capital社と米Dana-Farber Cancer Instituteは、2020年2月26日、がんの治療開発や基礎研究を推進するための投資活動で協力すると発表した。同提携契約に基づき、MPM Oncology Innovations Fund(INV)、Dana-Farber Innovations Research Fund(IRF)をそれぞれ立ち上げた。
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