ステムリム、表皮水疱症への再生誘導医薬は第2相試験終了後に承認申請へ
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-17 8:00)
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ステムリムは、2020年3月13日、2020年7月期第2四半期の決算説明会を開催。新型コロナウイルスの影響を受け、決算説明会の動画を配信する形式での開催となった。岡島正恒社長は、2014年にグローバルでの開発、販売権を塩野義製薬に導出した再生誘導医薬のHMGB1(High Mobility Group Box protein1)ペプチド(開発番号:KOI2/PJ1-01/S-005151、一般名:レダセムチド)の開発進捗を報告。塩野義製薬が表皮水疱症を対象に進めている第2相試験が完了し次第、承認申請する予定であると説明した。また、説明会では同社が2020年に開設予定の研究所について説明があった。
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エーザイ中計、年平均20%の高成長掲げる
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-17 8:00)
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エーザイは2020年3月6日、ウェブサイトでインフォメーションミーティングを開催した。内藤晴夫代表執行役CEOは、2016年度から開始した10カ年中期経営計画である「EWAY 2025」のこれまでの成果と今後の展望について発表した。2020年度から2025年度の年平均成長率を20%とする高い成長を掲げる一方、注目が集まるアルツハイマー型認知症治療薬アデュカヌマブの申請時期に関する質問に対しては、明確な回答がなかった。
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味の素、中計の成長モデルは減塩食の海外展開とパーソナル栄養事業
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-17 8:00)
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味の素は、2030年に向けたメッセージとして「アミノ酸の働きで世界の健康寿命の延伸に貢献」を打ち出した。「食と健康の課題解決」に経営資源を集中させて成長回帰を目指す。特に深刻化している食と健康の2つの課題解決にアミノ酸の働きで貢献する。「過剰な塩分摂取」課題解決にはアミノ酸の呈味機能、「加齢に伴う機能(筋肉や認知)低下」課題解決にはアミノ酸の栄養・生理機能を活用する。うま味調味料のグルタミン酸ナトリウムで創業した同社は、発展させてきた「うま味」の研究蓄積を活用する。
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米Silverback社、資金調達で抗HER2抗体複合体を固形癌適応で臨床開発へ
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-17 8:00)
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2016年創業の未上場バイオ医薬品ベンチャー米Silverback Therapeutics社は、2020年3月11日、シリーズBラウンドで目標額を上回る7850万ドル(約85億円)を調達したと発表した。同社独自の免疫修飾薬の創薬技術「ImmunoTAC」を駆使して開発した抗HER2抗体-TLR8作動薬複合体SBT6050の臨床入りに向けて資金を投入するとともに、同技術を用いた他の開発プログラムを推進する。
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米Atomwise社と米Bridge社、低分子薬のAI創薬で提携
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-17 8:00)
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AI創薬を手掛ける米Atomwise社と製薬ベンチャーの米Bridge Biotherapeutics社は、2020年3月9日、最大で13品目の低分子薬を開発する共同プログラムを立ち上げると発表した。E3ユビキチンリガーゼをはじめとして、多岐にわたる治療標的を想定した新薬開発で協力する。
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伊藤勝彦の業界ウォッチ、海外大手企業の2019年度決算を読む―米AbbVie社編
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-17 8:00)
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米AbbVie社の2019年度の売上収益は332億6600万ドルで、前年同期比1.6%増と成長率が鈍化した。2018年度まで4期連続で2桁の増収を達成してきたが、関節リウマチ治療薬「ヒュミラ」(アダリムマブ)の売上高がバイオ後続品の影響を受けて191億ドルにとどまり(2018年度は199億ドルだった)、200億ドルの大台を目前に失速したことが響いた。
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Corona Official Announcement、安倍首相「現時点で緊急事態を宣言する状況ではない」
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-16 8:56)
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2020.03.14:安倍内閣総理大臣記者会見:3月13日に新型コロナウイルス感染症に関する特別措置法の改正案が成立したことを受け、安倍総理が首相官邸で記者会見を開いた。中国や韓国そして感染が急拡大しているイタリアなどに比べて、日本は人口1万人当たりの感染者数が0.06にとどまっていることから、「現時点で緊急事態を宣言する状況ではないと判断しています」と語った。
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本村聡士の台湾バイオ最前線、中国と密接な台湾は、なぜ感染者が50人規模にとどまっているのか?
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-16 8:00)
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台湾の衛生福利部(厚生労働省に相当)は2019年12月31日に記者会見を行い、同日より武漢と台湾間の直行便の乗客に対し、機内検疫を行うと発表して検疫を開始した。武漢からの直行便に検察官が立ち入り、乗客全員の健康状態をチェックするのである。中国が2019年12月末に世界保健機関(WHO)に対して新型肺炎の件で最初の報告を行ったタイミングで、台湾は既に対策が実施されていたことになる。更に言えば、台湾で最初の感染者が確認される1月21日より、3週間以上も前のことだった。この検疫に続き、台湾当局は、武漢市が封鎖される前の1月22日に武漢との団体旅行の往来を禁止した。同24日にはその対象を中国全土に広げ、2月6日には中国全土からの入国を禁止している。
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ベンチャー探訪、ソニー発のエーテンラボ、「励まし合って治療する」アプリの開発へ
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-16 8:00)
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エーテンラボ(東京・渋谷)は、生活習慣改善アプリ「みんチャレ」の開発・運営を手掛けるベンチャーだ。もともとソニーでゲーム関連事業などに携わっていた長坂剛代表取締役CEOが、ソニーの新規事業創出プログラムの支援を受けて同アプリを開発。ソニーから独立する形で2016年12月に設立した。2020年2月には、クラウドファンディングによって約6000万円の開発資金を調達したと発表した。調達した資金で、同アプリのシステムを応用した治療用アプリの開発を本格化する。
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伊藤勝彦の業界ウォッチ、海外大手企業の2019年度決算を読む―米Merck社編
from 日経バイオテクONLINE
(2020-3-16 8:00)
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Merck社の2019年度の売上収益は468億4000万ドル(前年同期比10.7%増)で2桁台の増収となった。抗PD-1抗体「キイルトーダ」(ペムブロリズマブ)とHPVワクチンの「ガーダシル群」、小児ワクチンなどの上位製品が伸びたことで、主力製品だった2型糖尿病治療薬「ジャヌビア」(シタグリプチン)、「ジャヌメット」(シタグリプチン・メトホルミン)の価格低下圧力による減収といった大きなマイナス要因を跳ね返した。
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