イノベーションの系譜─クリースビータの軌跡2、手探りの基礎研究
from 日経バイオテクONLINE
(2020-10-16 7:00)
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東京大学とキリンビールの共同研究グループは、研究に着手してから約2年で、血液中のリンを低下させる因子を突き止めた。だが、in vitroでその活性を測るアッセイ系の開発が難航し、その後の研究は手探りで進めなければならなかった。その後、共同研究グループは、FGF23が受容体と結合するためには介在する分子が必要であり、それが老化制御因子として知られるKlothoであることを明らかにし、アッセイ系の構築にも成功する。手探りの基礎研究に、出口は見えてきたが…。
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FDA、米Avenue社の静注用トラマドール製剤にCRL発行
from 日経バイオテクONLINE
(2020-10-16 7:00)
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米Avenue Therapeutics社は、2020年10月12日、同社が新薬承認申請(NDA)中の静注用トラマドール製剤について、米食品医薬品局(FDA)から審査完了報告通知(CRL)を受け取ったと発表した。
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MITなど、ユニバーサルインフルワクチンの開発へ免疫機構の一端を解明
from 日経バイオテクONLINE
(2020-10-16 7:00)
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インフルエンザウイルスに対するユニバーサルワクチンの開発に向けて、一歩前進する研究成果が発表された。米Massachusetts Institute of Technology(MIT)、米Ragon Institute of MIT、米Massachusetts General Hospital(MGH)、米Harvard Universityの研究チームは、コンピューターモデルによるシミュレーションとモデルマウスを用いた検証を重ね、インフルエンザウイルスに対する広域中和抗体の産生に寄与する複雑なB細胞応答の一端を解明した。研究成果は、2020年10月7日、Cell Systems誌オンライン版に掲載された。
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Merck社、RSVワクチンmRNA-1172の権利をModerna社に返還
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(2020-10-15 7:00)
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米Moderna社は、2020年10月8日、米Merck社から呼吸器多核体ウイルス(RSV)ワクチン候補mRNA-1172の権利を獲得したと発表した。契約には、成人用ワクチンとして開発する権利も含まれている。
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米研究機関、AIで化学合成を自動化するシステムで国内提携先を探索中
from 日経バイオテクONLINE
(2020-10-15 7:00)
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シリコンバレーの独立系非営利研究開発機関であるSRI International(以下SRI)は2020年10月13日、人工知能(AI)やロボットを利用して低分子化合物の化学合成を自動化する独自技術「SynFini」(シンフィニ)について、日本市場での提供を開始したと発表した。現在、SRIは国内において、同技術を応用した研究開発のパートナーを探索している。SRI Internationalアプライドリサーチ担当のPeter Madridバイスプレジデントは、同日開催した記者向け説明会でSynFiniの概要や今後の展望を説明した。
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BioJapan2020が横浜市で開幕
from 日経バイオテクONLINE
(2020-10-15 7:00)
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2020年10月14日、横浜市のパシフィコ横浜でBioJapan2020、再生医療JAPAN2020、healthTECH JAPAN2020が開幕した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のリスクがある中での開催となったが、オンラインを併用しながらもリアルのイベントとして開催。初日の来場者数は4421人で、前回の6716人のほぼ3分の2となったが、コロナ下での開催にしては堅調ともいえる。オンラインでのパートナリングミーティングも用意されており、BtoBの展示会の新しい在り方としてどのような打開策が提示されるかという点でも注目される。
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BioJapan2020、尾身会長、日本が新型コロナをしのいでいる要因を分析
from 日経バイオテクONLINE
(2020-10-15 7:00)
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政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(地域医療機能推進機構(JCHO)理事長)は、2020年10月14日、横浜市で開催されたBioJapan2020で基調講演し、これまでの日本の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策について総括。「一般市民の協力によって、何とかここまでしのいできた」との認識を示した。
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中国医学科学院、新型コロナ不活化ワクチンの第1相の免疫原性など公表
from 日経バイオテクONLINE
(2020-10-15 7:00)
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中国医学科学院(Chinese Academy of Medicine Science & Peking Union Medical College)は、2020年10月6日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)不活化ワクチンの第1a相臨床試験結果をプレプリントサーバー「medRχiv」で発表した。第1a/2a相(NCT04412538)の第1a相パートで投与された192例、28日間のデータで、用量と投与スケジュール別の中和抗体陽転率、抗体価など免疫原性の指標を明らかにした。
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塩野義、中国平安グループとの合弁で4年後の売上高は700億円超に
from 日経バイオテクONLINE
(2020-10-15 7:00)
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塩野義製薬と中国平安保険グループは2020年10月13日、上海と香港に設立した合弁会社の平安塩野義の事業計画に関する説明会を開催した。両社は3月に塩野義51%、中国平安保険49%の出資比率で合弁会社を設立することで合意。製薬企業と保険会社という異例のタッグで、中国やアジアでの事業化を模索してきた。塩野義にとっては、既存の製薬産業の先行きが不透明になる中で、新たなビジネスモデルを模索する狙いがある。
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速報!「日経クロスへルス EXPO 2020」、台湾のコロナ対策は「IT」だけではない、台湾衛生大臣がビデオメッ
from 日経バイオテクONLINE
(2020-10-14 13:00)
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「日経クロスへルス EXPO 2020」(主催:日経BP、10月14日から16日)が開幕した。基調講演を務めたのは、台湾の陳時中(Chen Shizhong)衛生福利部長(厚生労働大臣に相当)だ。陳衛生相は立法院(国会に相当)に急きょ対応しなければならなくなったため、ビデオメッセージでの登場となった。コロナ対策において世界で最も成功したと評価される台湾ではあるが、その特長はITの活用にとどまらなかった。
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