Sanofi社、固形がんに対する組換えヒトIL-2製剤の第1/2相で副作用回避
from 日経バイオテクONLINE
(2021-4-20 7:00)
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フランスSanofi社は2021年4月9日、IL-2受容体α鎖(IL-2Rα、CD25)と相互作用しない組換えヒトIL-2製剤(開発番号:THOR-707、SAR444245)の第1/2相臨床試験の中間解析データを発表した。IL-2Rは、α鎖・β鎖・γ鎖から構成される3量体として発現するが、THOR-707は、そのうちのα鎖と結合しないように設計されており、IL-2Rα介在性の副作用を引き起こさないことが初めてヒトで確認された。同時に、抗腫瘍効果も示唆された。同中間解析データは、2021年4月10日、米国がん学会(AACR)で最新データを追加してポスター発表された。
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【詳報】、理研・東大・京大、コロナRNAを増幅せず5分で高感度検出するSATORI法を開発
from 日経バイオテクONLINE
(2021-4-20 7:00)
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5分足らずで新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を高感度で検出できるSATORI法を、理化学研究所(理研)と東京大学、京都大学のグループが2021年4月19日に論文発表した。責任著者である理研開拓研究本部の渡邉力也主任研究員と東京大学先端科学技術研究センター(東大先端研)の西増弘志教授は、4月15日に厚生労働省にて記者向け説明を行った。「この論文を最初に投稿したのは2020年8月。それから半年余りたっており、実際の技術開発はさらに進んでいる」と渡邉主任研究員は話した。
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バイオベンチャー株価週報、ファーマフーズが上昇率トップ、オンコリスはテロメライシンの申請後ろ倒しで大
from 日経バイオテクONLINE
(2021-4-19 11:00)
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日本の株式市場に上場するバイオベンチャー企業の株価を週ごとにウォッチしていく「バイオベンチャー株価週報」。2021年4月16日金曜日の終値が前週金曜日(4月9日)の終値に比べて上昇したのは11銘柄、下落したのは33銘柄だった。下落銘柄が多く、前週と同様にさえない展開となった。また、この週に1日で5%以上株価が変動したのは7銘柄にとどまり、決算シーズンを前にして様子見が多かったためか、全般的に小幅な値動きに終始した。
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Sanofi社、mRNAベースのin vivo免疫療法手掛ける米Tidal社を買収
from 日経バイオテクONLINE
(2021-4-19 7:00)
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フランスSanofi社は2021年4月9日、mRNAベースのin vivo治療アプローチを研究している米Tidal Therapeutics社を買収したと発表した。Sanofi社は、Tidal社の基盤技術が加わることでがん免疫療法や炎症性疾患領域における開発プログラムの補強につながるとして期待している。
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米UT Austinなど、鶏卵法で製造した安価なコロナワクチンがアジアで臨床試験開始
from 日経バイオテクONLINE
(2021-4-19 7:00)
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米University of Texas at Austin(UT Austin)は2021年4月5日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するワクチン候補NDV-HXP-Sについて、既にベトナムとタイで臨床試験が始まってることを明らかにした。NDV-HXP-Sは安全で有効かつ安価なワクチンで、世界のより多くの人に送り届けるために役立つと期待されている。
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東大の光応答触媒によるAβ除去、光ファイバーによる脳内直接照射で短期間に
from 日経バイオテクONLINE
(2021-4-19 7:00)
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東京大学大学院薬学系研究科機能病態学教室の富田泰輔教授らの研究グループは、光照射で活性化する光酸素化触媒と光ファイバーで脳内に直接光を当てる方法により、1日1回、7日間の短期間でモデルマウス脳内のアミロイドβ(Aβ)の凝集抑制および除去に成功した。研究成果は英Brain誌に2021年4月14日、掲載された。研究グループは、バーミリオン・セラピューティックス(東京都・渋谷、鳥居慎一CEO)を通じて光応答触媒による治療法の実用化を目指している。
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2021年度博物館実習について
from 日本民藝館
(2021-4-18 15:51)
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2021年度博物館実習生の受け入れを行います。当館において実習を希望される方は、以下の募集要項を確認の上、必要書類を当館学芸部宛に郵送ください。なお、新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、博物館実習の日程に変更のある場合がありますので、ご了承ください。
2021年度 博物館実習の受け入れについて
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京大、臨床ビッグデータでジスキネジアの予防薬と分子機構を発見
from 日経バイオテクONLINE
(2021-4-16 7:00)
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京都大学大学院薬学研究科の金子周司教授および長岡巧樹研究員らは、アリピプラゾールなど抗精神病薬の長期使用で生じる副作用のジスキネジアが、アセトアミノフェンの併用で抑えられることを、ヒト副作用データベースと診療報酬請求記録(レセプト)の臨床ビッグデータ解析を用いて発見し、その分子メカニズムも明らかにした。アセトアミノフェンのドラッグリポジショニングや新たな創薬につながる成果だ。研究結果は米JCI Insight誌に2021年4月16日、オンライン掲載された。
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米研究者、変異したKRASとp53が協働で膵がんの転移を起こすことを発見
from 日経バイオテクONLINE
(2021-4-16 7:00)
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米University of Texas MD Anderson Cancer Centerの研究者らは、膵がんで多く認められるKRASとp53の遺伝子変異がCREB1蛋白質に作用し、転移と腫瘍の増殖を促進することを発見した。前臨床モデルにおいて、CREB1を阻害するとこのような作用が逆転し、転移が減少したことから、致死的ながんに対する新規の重要な治療標的であることが示唆される。これらの知見は、Cancer Discovery誌の2021年4月10日オンライン版に掲載されるとともに、4月10日から15日に開催されたWeek 1 of the virtual American Association for Cancer Research(AACR 2021)で、米University of Texas MD Anderson Cancer CenterのSurgical Oncology and Geneticsで准教授を務めるMichael Kim氏によって発表された。
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富士フイルムHD、3年後にヘルスケアを最大の事業セグメントへ
from 日経バイオテクONLINE
(2021-4-16 7:00)
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富士フイルムホールディングス(HD)は、2021年4月15日、2021年度から2023年度までを対象期間とする中期経営計画「VISION2023」を策定したと発表した。今後3年間、成長性や収益性の高い事業の研究開発や設備投資などに1兆2000億円を投資し、ヘルスケアを売上高、営業利益ともに最大の事業セグメントに拡大させるという計画だ。
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