オランダuniQure社、miRNAサイレンシングに基づくてんかん治療薬候補の臨床試験で投与開始
from 日経バイオテクONLINE
(2024-12-11 7:00)
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オランダuniQure社は2024年11月21日、miRNAベースのサイレンシング技術に基づく、難治性内側側頭葉てんかんに対する遺伝子医薬候補のAMT-260に関する第1/2a相GenTLE試験で、最初の患者に適用したと発表した。
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リプロセル決算、脊髄小脳変性症に対するMSC製剤の条件及び期限付承認に向けて「近い将来申請したい」
from 日経バイオテクONLINE
(2024-12-11 7:00)
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リプロセルは2024年12月9日、2025年3月期第2四半期(中間期、2024年4〜9月)の決算説明会を開催した。開発中の他家脂肪由来間葉系幹細胞(MSC)製剤である「ステムカイマル」については、2024年3月に厚生労働省が示した再生医療等製品に関するガイダンスや細胞加工製品の評価指標を踏まえた上で、条件及び期限付承認申請の準備を進めているとした。横山周史代表取締役社長は「グローバルで再生医療の市場規模が大きくなる中、パイプラインを増やしていき、事業を成長させていきたい」と話した。
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医薬品第二部会、アストラゼネカの新型コロナ向け抗体医薬などの新規承認を了承
from 日経バイオテクONLINE
(2024-12-11 7:00)
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厚生労働省の薬事審議会医薬品第二部会が2024年12月6日に開催された。審議品目は10品目、報告品目は4品目だった。アストラゼネカの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する長時間作用型抗体「カビゲイル」(一般名:シパビバルト)など10品目が審議され、新規承認が了承された。
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米Allogene社、他家CD19/CD70デュアルCAR-T療法の前臨床データを学会発表
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(2024-12-10 7:00)
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がんと自己免疫疾患に対する他家キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法候補の開発を進めている米Allogene Therapeutics社は、2024年11月18日、自己免疫疾患を対象として開発している他家CD19/CD70デュアルCAR-T療法(開発番号:ALLO-329)の前臨床データを米ACR Convergence 2024で公表した。得られたデータは、自家CAR-T療法に関連する主な課題をALLO-329が克服できる可能性を示しており、免疫システムをリセットする他家CAR-Tの有用性を強調した。
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第一三共、研究開発本部長を務める我妻常務執行役員が逝去
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(2024-12-10 7:00)
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第一三共は、2024年12月9日、同社の研究開発本部長兼研究統括部長を務める我妻利紀(あがつま・としのり)常務執行役員が逝去したと発表した。我妻常務執行役員は、同社に抗体薬物複合体(ADC)の創薬プラットフォームを立ち上げ、「ENHERTU/エンハーツ」(トラスツズマブデルクステカン、開発番号:DS-8201)などの創製を主導した。
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QSTの松下研究員ら、超音波による神経細胞の興奮に関与するセンサー分子を同定
from 日経バイオテクONLINE
(2024-12-10 7:00)
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量子科学技術研究開発機構(QST)の量子医科学研究所 脳機能イメージング研究センターの松下有美研究員、下條雅文研究統括らの研究グループは、イオンチャネルの1つであるTRPC6(transient receptor potential canonical 6)が、超音波刺激によって神経細胞で引き起こされる脳神経活動の活発化に関与することを明らかにした。脳の神経活動に異常を来す神経変性疾患や精神疾患に対して、超音波刺激による効果的な治療法の開発につながる可能性がある。近畿大学薬学部医療薬学科の竹内雄一教授らとの共同研究の成果として、2024年12月3日にProceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)誌に論文がオンライン掲載された。
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ジェンマブ、事業説明会でADC企業の米ProfoundBio社買収の狙いなど説明
from 日経バイオテクONLINE
(2024-12-10 7:00)
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デンマークGenmab(ジェンマブ)社の日本法人であるジェンマブは、2024年11月21日、事業説明会を開催。2030年までに研究開発から商業化までを手掛ける企業へと展開していく方針を明かにした。PD-L1と4-1BBの2つを標的とする二重特異性抗体で非小細胞肺がんに対して第2相臨床試験を実施しているacasunlimabや葉酸受容体αを標的とした抗体薬物複合体(ADC)で卵巣がんを対象に第2相臨床試験を行っているrinatabart sesutecanなど、Genmab社独自のパイプライン開発を推進するほか、血液がんから固形がんへと対象を拡大していくといった現状を、ジェンマブのChristoffer Dahl(クリストファー・ダール)代表取締役社長が紹介した。
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米ReCode社、CF財団からの資金提供で米Intellia社との新規治療開発を加速
from 日経バイオテクONLINE
(2024-12-10 7:00)
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米ReCode Therapeutics社は2024年11月18日、嚢胞性線維症財団(CF財団)から新たな資金提供を受けて、承認済みの嚢胞性線維症膜コンダクタンス制御因子(CFTR)モジュレーターに反応しない遺伝子型を持つ、またはそうした治療に忍容性のない患者を含む、嚢胞性線維症(CF)患者向けの新治療の開発と商品化を米Intellia Therapeutics社とともに推進すると発表した。
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ロッテHDのヘルスケア・バイオ関連のCVCが本格稼働、第1弾の投資を実施
from 日経バイオテクONLINE
(2024-12-9 7:00)
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ロッテホールディングス(HD)が2024年に立ち上げたヘルスケア・バイオ医薬品関連向けのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)が本格的に稼働し始めた。2024年12月、米Nuvig Therapeutics社のシリーズB資金調達に加わったことを発表した。ロッテHDヘルスケア顧問・CVCマネージングパートナーで、Lotte Biologics社取締役も務めるペク・ジュン(H.Joon Paek)氏と同HDグループ経営戦略室事業開発担当の山田裕介部長に話を聞いた。
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東北大学の伊藤隼哉助教ら、フェロトーシスを制御するセレン代謝の一端を解明
from 日経バイオテクONLINE
(2024-12-9 7:00)
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鉄代謝異常とフェロトーシスを介した病態との関連が世界的に注目されているが、鉄と同じく微量元素であるセレンの代謝もフェロトーシスの制御に強く関わっている。今回、セレン輸送に関わる蛋白質が過酸化脂質還元能を持つグルタチオンペルオキシダーゼ4(GPX4)のフェロトーシス制御に強く関わっていることが明らかになった。東北大学大学院農学研究科食品機能分析学分野の伊藤隼哉助教、同大大学院医学系研究科腎・膠原病・内分泌学分野の三島英喚非常勤講師(えいかん、現・ドイツHelmholtz Munich上級研究員)らのグループは、ペルオキシレドキシン6(PRDX6)がセレンの細胞内での有効利用を促すことでフェロトーシスを制御していることを見いだした。2024年11月14日、Molecular Cell誌に発表した。
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