テルモが中国WuXi Biologics社の医薬品製品工場を買収、CDMO事業の海外展開強化
from 日経バイオテクONLINE
(2025-5-15 7:00)
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テルモは2025年5月14日、中国WuXi Biologics(ウーシー・バイオロジクス)社がドイツに保有する医薬品製品(DP)工場を1億5000万ユーロ(約246億円)で買収することを発表した。2025年度中の買収完了を目指しているといい、買収後は、薬液がシリンジにあらかじめ充填されているプレフィルドシリンジやバイアル製剤の開発・生産を手掛ける医薬品開発製造受託機関(CDMO)拠点として活用する方針だ。テルモにとっては初の海外CDMO拠点となる。
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三菱ケミカルG、田辺三菱含むファーマセグメントは売上収益とコア営業利益共に増加
from 日経バイオテクONLINE
(2025-5-15 7:00)
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三菱ケミカルグループは2025年5月13日、2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)の決算説明会を開催した。同社の2025年3月期の連結業績(IFRS)は、売上収益4兆4074億500万円(前年同期比0.5%増)、コア営業利益2983億7700万円(同43.4%増)、営業利益1966億9400万円(同24.9%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益450億2000万円(同62.4%減)だった。田辺三菱製薬を含むファーマセグメントは、売上収益4603億円(同5.2%増)、コア営業利益654億円(同16.1%増)だった。
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米Immorta社、老化細胞抗原で刺激した樹状細胞ワクチンがNK細胞を介した抗腫瘍免疫を増強
from 日経バイオテクONLINE
(2025-5-15 7:00)
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老化研究に基づきがんや老化関連疾患の細胞医薬を開発している米Immorta Bio(イモータバイオ)社は2025年4月22日、同社が「SenoVax」と呼ぶ自家樹状細胞の老化細胞除去ワクチンについて、NK細胞を介したがん免疫療法の生物学的メカニズムを検証した動物実験の結果を発表した。これは、同社が新たに出願した特許「Augmentation of Natural Killer Cell Number and Activity by Senolytic Therapies」(♯63/789,097)に記載されている実験で、SenoVaxが老化細胞の数を減らすことにより、NK細胞の数と活性が増加することを示した。
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JCRファーマ、研究本部長を務める薗田取締役が代表取締役社長に内定
from 日経バイオテクONLINE
(2025-5-15 7:00)
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JCRファーマは2025年5月13日、2025年3月期通期(2024年4月〜2025年3月)の決算説明会を開催した。同日、同社の専務執行役員(研究担当、研究本部長)を務める薗田啓之(ひろゆき)取締役が代表取締役社長に、芦田透取締役(専務執行役員、営業担当、営業本部長)が代表取締役会長に、それぞれ2026年4月1日付で就任することを発表した。芦田信代表取締役会長兼社長は、「数年前から後継者について考えてきた。リスクを取ってチャレンジするベンチャー精神を持ち、若い人々で新しいJCRファーマをつくってほしい」と話した。
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塩野義、ゾコーバのCOVID-19の予防に関する適応拡大を国内で申請
from 日経バイオテクONLINE
(2025-5-15 7:00)
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塩野義製薬は2025年5月12日、2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)の決算を発表し、同日記者会見を開催した。2025年3月期の連結業績(IFRS)は、売上収益が前年同期比0.7%増の4382億6800万円、営業利益が同2.1%増の1566億300万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同5.2%増の1704億3500万円だった。国内では、主力である新型コロナウイルス感染症(COVID-19)やインフルエンザの治療薬の売上高が減少したものの、海外事業や抗エイズウイルス(HIV)薬の売上高が好調に推移し、売上収益・営業利益共に3期連続で過去最高を更新した。研究開発費は1086億1200万円で、前年同期から59億7200万円増加した。
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展示替えの為、6月2日(月)〜6月13日(金)まで休館致します。
from 日本民藝館
(2025-5-14 13:15)
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杏林製薬決算、Bayer社から導入のOSAに対するADRA2C拮抗薬は「全世界で1000億円以上目指す」
from 日経バイオテクONLINE
(2025-5-14 7:00)
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杏林製薬は、2025年5月13日、2025年3月期通期(2024年4月〜2025年3月)の決算説明会を開催。2024年12月にドイツBayer(バイエル)社から導入した、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)治療薬候補のアルファ2Cアドレナリン受容体(ADRA2C)拮抗薬について、全世界の売上高1000億円以上を目指す考えを示した。
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中国Ascletis社、肥満症に対する経口GLP-1R作動薬の第1b相で良好な結果
from 日経バイオテクONLINE
(2025-5-14 7:00)
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中国Ascletis Pharma(アスクレティス・ファーマ)社は2025年4月23日、肥満症を対象に開発中のグルカゴン様ペプチド-1受容体(GLP-1R)作動薬(開発番号:ASC30)について、米国で実施した経口反復投与の第1b相臨床試験の解析結果を発表した。投与開始後4週間の漸増投与を3つの用法用量で実施し、忍容性と体重減少効果に基づき、次の第2a相試験は低用量から開始して緩徐に増量する用法用量に決定した。13週間の第2a相試験は2025年第3四半期に米国で開始する方針だ。
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持田製薬の2025年3月期は増益、25-27中計で成長事業への投資継続示す
from 日経バイオテクONLINE
(2025-5-14 7:00)
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持田製薬は、2025年5月12日、2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)の決算説明会を開催。2025年3月期の連結売上高は前期比2.2%増の1051億5900万円、営業利益は40.1%増の81億2600万円、経常利益は33.6%増の80億6700万円、親会社株主に帰属する当期純利益は25.0%増の56億8500万円となったと紹介した。新薬の伸長による売上高増に研究開発費の減少などによる販売費/一般管理費の減少が加わり、営業利益は前期から大きく増加した。同日、2025年度を起点とする3カ年の「25-27中期経営計画」も発表した。
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国がんのC-CAT登録患者数が10万例に到達、医薬品開発への応用広がる
from 日経バイオテクONLINE
(2025-5-13 7:00)
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国立がん研究センターがんゲノム情報管理センター(C-CAT)は、2025年4月28日、同年3月31日時点で保険診療でのがん遺伝子パネル検査登録患者数が10万例を超えたと発表した。現状、検査を受けた患者全体の半数程度に推奨治療薬剤が見つかり、そのうち約10%が実際の治療につながっている。C-CATの河野隆志センター長は、薬剤到達率の低さが課題としつつ、「C-CATに蓄積したデータは診療支援や医薬品開発、薬事承認適応拡大に広く活用され始めており、国内外のがん医療の進展が期待できる」と説明した。
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