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ニプロの2022年3月期は増収減益、COVID-19ワクチン用バイアルの売れ行きが好調  from 日経バイオテクONLINE  (2022-5-25 7:00) 
 ニプロは2022年5月18日、2022年3月期の決算説明会を開催した。受診控えによる需要の低下が落ち着いたことや、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種用の注射針、シリンジなどの注射関連製品、ワクチン用途の医薬用容器の販売が順調に推移したことから、売上高は前年同期よりも8.6%増の4947億8900万円となった。一方で営業利益は、COVID-19の影響による海外工場の操業停止や、原油価格の高騰による石油由来の原材料・コストの高騰、海上輸送のコンテナ費の高騰などにより、同13.6%減の238億8200万円だった。また、親会社株主に帰属する当期純利益は同5.3%減の134億5500万円となった。
新型コロナ、変異亜系統の登場で見直し迫られる中和抗体、日本での対応は?  from 日経バイオテクONLINE  (2022-5-25 7:00) 
 世界では、感染力の強い新型コロナウイルス(SARS- CoV-2)の変異株であるオミクロン株(B.1.1.529系統)やその亜系統の変異株(BA.1系統、BA.1.1系統、BA.2系統)が次々と登場し、順次置き換わっている。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を対象に、国内では中外製薬の「ロナプリーブ」(カシリビマブおよびイムデビマブ)とグラクソ・スミスクラインの「ゼビュディ」(ソトロビマブ)という2品目の中和抗体が特例承認されているが、抗原性が変化した変異株に対して、これらの中和抗体では増殖を抑えられない事態になっている。
主要バイオ特許の登録情報、2022年5月11日〜5月17日発行分(登録番号・発明の名称・出願人・要約)  from 日経バイオテクONLINE  (2022-5-25 7:00) 
 一般社団法人発明推進協会が発行する「特許公報」2022年5月11日〜5月17日発行分より、バイオ関連と判断できる主な特許の登録情報を以下に掲載します。
業界こぼれ話、ESGの夢を追いかけるエーザイCFO  from 日経バイオテクONLINE  (2022-5-25 7:00) 
 エーザイは2022年5月17日、専務執行役でチーフフィナンシャルオフィサー(CFO)を務める柳良平氏が6月に開催する取締役会の決定をもって退任すると発表した。
米AbbVie社、精密免疫療法の米Cugene社と63億円で自己免疫疾患治療薬のオプション契約  from 日経バイオテクONLINE  (2022-5-25 7:00) 
 米AbbVie社は2022年5月16日、自己免疫疾患やがんに特化した精密免疫療法を開発している米Cugene社と、ライセンスに関するオプション契約を締結したと発表した。Cugene社が第1相臨床試験まで進めている、自己免疫疾患に対するIL-2ムテイン(変異蛋白質)のリード開発品(CUG252)をはじめ、同社がサイトカインベースの遺伝子工学技術により創出したIL-2ムテイン系の開発品について、全世界的な独占権を保有するためのオプション権を取得した。
医療機器・体外診断薬部会、はがれた血栓を回収するカテーテルを承認了承  from 日経バイオテクONLINE  (2022-5-25 7:00) 
 厚生労働省は2022年5月23日、医療機器・体外診断薬部会を開催し、米Silk Road Medical社のカテーテルについて医療機器として承認することを了承した。承認了承されたのは「ENROUTE 経頚動脈ニューロプロテクションシステム」で、一般的名称は中心循環系塞栓捕捉用カテーテル。国内での製造販売はヴォーパル・テクノロジーズ(東京・中央、Robert E. Claar Founder, Advisor)が担う。
米Kriya社がシリーズCで345億円を調達、遺伝子治療の開発を加速  from 日経バイオテクONLINE  (2022-5-25 7:00) 
 眼科疾患、がん、希少疾患、慢性疾患に対する遺伝子治療の開発に取り組む米Kriya Therapeutics社は2022年5月16日、シリーズCで2億7000万ドル(約345億円)を調達したと発表した。獲得した資金は、パイプラインの開発の促進と、エンジニアリング、製造、およびコンピュテーショナルプラットフォームの規模の拡大などに用いられる見込みだ。
業界こぼれ話、ヘリオス、誤読しそうな開示にネットで批判  from 日経バイオテクONLINE  (2022-5-24 7:00) 
 ヘリオスの情報開示姿勢に対して、Twitterで注文が付けられ、鍵本忠尚社長がTwitterで応じるという一幕があった。ヘリオスは5月20日、脳梗塞急性期に対して細胞医薬HLCM051の臨床効果を検証する第2/3相のTREASURE試験について、主要評価項目が未達となったことを公表したが、その内容についてだ。HLCM051は、米Athersys社から導入した「MultiStem」で、他家骨髄由来幹細胞製剤である。
広島大や徳島大など、ALSの新規バイオマーカーを発見  from 日経バイオテクONLINE  (2022-5-24 7:00) 
 広島大学と徳島大学の研究チームは2022年5月23日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を、筋肉生検で診断するバイオマーカーを発見したと発表した。ALSでは従来、脳や脊髄でしか病理的な変化が見つかっておらず、生検ができないため迅速な診断が難しかった。研究チームは今回、筋肉でALS特有の蛋白質蓄積が起こることを見つけ、これをバイオマーカーに診断を下す手法を確立したという。論文は2022年5月24日、JAMA Neurology誌に掲載された。
福岡大、bFGF製剤で膵島移植時の拒絶反応防止に成功  from 日経バイオテクONLINE  (2022-5-24 7:00) 
 福岡大学の安波洋一名誉教授らは、免疫拒絶反応を抑えて膵島細胞移植手術を行う新たな手法を開発したと発表した。皮下脂肪組織内へ移植を行い、移植部位に前もって褥瘡(じょくそう)や皮膚潰瘍の治療薬であるbFGF製剤を投与しておくことで、拒絶反応を抑えられるという。免疫抑制剤を使わずに済む手法のため、これまで同剤を使えず移植が受けられなかった患者にとって新たな治療法となるかもしれない。論文は2022年5月24日、米国糖尿病学会誌『Diabetes』に掲載された。



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