書評 『バットマンになる! スーパーヒーローの運動生理学』
from 森山和道
(2010-12-14 14:55)
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S-Fマガジン 2010年 11月号 [雑誌]
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早川書房 (2010-09-25)
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「SFマガジン」2010年11月号 掲載
『 バットマンになる! スーパーヒーローの運動生理学 』
(E・ポール・ゼーア 著 松浦俊輔 訳 2400円(税別) ISBN : 978-4-7917-6570-6)
バットマンはスーパーマンとは違う。大富豪で最新装備、それにマントとマスクを身につけてはいるものの、鍛えあげた人間に過ぎない。であるが故に、バットマンは他のスーパーヒーローとは違い、ある希望を抱かせる。もしかしたら自分もバットマンになれるのではないか、と。
『バットマンになる!』は、武術を趣味とし、人体の運動制御の研究を本職にしている著者による本だ。バットマンになるとはどういうことなのか、どんな身体能力を持っていなければならないのか、そのためにはいかなる種類の鍛錬が必要で、どんなストレスに耐える必要があるのか、そしてバットマンであり続けることは可能なのかという問いを立て、科学の見地から答えようとしている。目次を見るだけで著者がバットマン好きであることが分 ...
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Higgs hunt may delay LHC's planned shutdown
from New Scientist - Online News
(2010-12-14 8:40)
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Physicists anxious to find the elusive Higgs particle want to run the Large Hadron Collider to the end of 2012 before shutting it down for upgrades
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NASA solar sail may have failed to 'hatch'
from New Scientist - Online News
(2010-12-14 7:56)
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NanoSail-D blasted to orbit last month but has not yet made contact with ground controllers– it may still be inside its carrier satellite
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Sleepy bees slur their waggle dance moves
from New Scientist - Online News
(2010-12-14 5:00)
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Bees deprived of a good night's sleep make shoddy dancers and poor communicators
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Cryptographers chosen to duke it out in final fight
from New Scientist - Online News
(2010-12-14 3:36)
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A Chinese mathematician recently brought down a gold-standard cryptographic algorithm– now, the competition to find a replacement is heating up
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Today on New Scientist: 13 December 2010
from New Scientist - Online News
(2010-12-14 3:00)
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All today's stories on NewScientist.com, including: the real power of placebos, the animals that eat sunshine, and mice with two fathers
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2010.12.13ザ・ノンフィクション「沖縄 引き裂かれた兄弟 ヤンバルの森で何があったのか」
from 森山和道
(2010-12-14 2:52)
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Tweet 沖縄 座間味島
▼ビデオに録画しておいたフジテレビ「 ザ・ノンフィクション 」を見た。今回は「沖縄 引き裂かれた兄弟ヤンバルの森で何があったのか」。65年前、太平洋戦争で戦場となった沖縄の山のなかで、実の兄弟が、かたやアメリカ兵、かたや「 鉄血勤皇隊 」の一人として向き合うことになった。その経緯を描く。当時16歳だった東江(あがりえ)康治氏(今は81歳。後に名桜大学初代学長)、26歳だった東江盛勇氏(同じく91歳)、二人とも幸いにして今も存命でそれぞれアメリカと沖縄に住んでいる。
▼山に隠れていた家族と彼らを捜してた兄のフランク・ヒガシこと東江盛勇氏を引き合わせたのは、やはり同じように山に隠れていた女の子とたまたま山のなかで出くわしたことだったという。しかもその子に見覚えがあった。彼女に対して東江盛勇氏は「あなたセイク屋のとこの子でしょ」と、方言で思わず呼びかけたそうだ。そしてその女の子が山に帰り、隠れていた家族に伝えた。弟の康治氏は米兵との銃撃戦で負傷して生死の境をさまよっていた。東江氏の父はその知らせを聞いて決断し、周囲の制止を振り切って、一人山を下りたという。その行動が ...
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Who's the daddy? The mice with two fathers
from New Scientist - Online News
(2010-12-14 2:46)
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Researchers in Texas have created mice from the genetic material of two males
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Getting wise to the real power of placebos
from New Scientist - Online News
(2010-12-13 20:23)
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Are we wasting billions on drugs because the complex placebo effect is undermining clinical trials? There are easy ways to know, says Irving Kirsch (full text available to subscribers)
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書評 『地学のツボ 地球と宇宙の不思議をさぐる』
from 森山和道
(2010-12-13 16:00)
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Tweet Z会「AZEST」 2009年 原稿
『 地学のツボ 地球と宇宙の不思議をさぐる 』
(鎌田浩毅 著 筑摩書房(ちくまプリマー新書) ISBN:978-4-480-68804-0、860円)
大陸と海洋底の運動が山を作り、火山を生み、地震を起こすきっかけとなる。地球が冷えるに連れて生まれた対流運動の結果、今日の地球がある。今も雄大な時間スケールで地球は動いている。
地学を学ぶ機会は少ないかもしれない。だが、地球科学は非常に面白い分野だ。この本に書いてあるのは皆さんの教科書にも書いてあるようなことだが、最新の研究成果に近い。最新の研究成果がすぐに教科書にも反映される。これは他の理科にはない特徴だ。
他にも、科学の本を読むときのちょっとしたコツや、研究においてどこに目をつけるべきか、疑問に抱くべきポイントはどこかといったことも解説されている。理系の考え方を学ぶこともできる一冊だ。著者は火山学者。
地学のツボ―地球と宇宙の不思議をさぐる (ちくまプリマー新書)
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