菊池結貴子の“野次馬”生物学徒日記、科学関係者組織「日本科学振興協会(JAAS)」、初の大規模イベントは
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-20 7:00)
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研究者など科学関係者で構成されるNPO法人の「日本科学振興協会(JAAS、ジャース)」が2022年6月、初の大きなイベントを開いた。第1回総会とキックオフミーティングを兼ねた形で、6月18・19日の2日間は対面・オンラインのハイブリッド、6月20日から24日はオンラインで実施。千客万来とはいかないものの、数百人単位での集客に成功し、目指す「科学の祭典」としての道を一歩踏み出した。
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米Alnylam社、補体C5標的RNAi薬cemdisiranのIgA腎症向け第2相で好結果
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-20 7:00)
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米Alnylam Pharmaceuticals社は2022年6月9日、米Regeneron Pharmaceuticals社と共同開発中の、補体成分C5を標的とするRNAi治療薬cemdisiran(ALN-CC5)をIgA腎症患者に投与した第2相試験で、好結果が得られたと発表した。
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エーザイや塩野義製薬など15社、業種横断的な「PHRサービス事業協会」を設立へ
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-20 7:00)
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エーザイや塩野義製薬など15社は2022年6月16日に都内で記者会見を開き、PHR(パーソナルヘルスレコード)サービス事業者による団体を設立すると発表した。団体名は「PHRサービス事業協会(仮称)」で、2023年度早期の設立を目指す。製薬企業や医療機器メーカー、通信会社、保険会社などが参加する。PHRサービス産業の発展と国際競争力の確立を目指し、3つの分科会で議論を進める。会見に登壇した経済産業省の畠山陽二郎商務・サービス審議官は、「データ標準化やルール整備を進めるため、我々としても団体の設立を支援したい」とコメントした。
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杏林製薬、セルジェンテックからファブリー病に対する遺伝子導入自家脂肪細胞を導入
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-20 7:00)
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キョーリン製薬ホールディングスは、2022年6月17日、セルジェンテック(千葉市、麻生雅是代表取締役社長)がライソゾーム病の1つ、ファブリー病を対象に開発している遺伝子導入自家脂肪細胞(Genetically Modified Adipocyte:GMAC)について、同社子会社の杏林製薬とセルジェンテックが日本における共同開発および実施権許諾契約を締結したと発表した。杏林製薬は契約締結に伴い、別の疾患を対象とするGMACの開発・販売権に関するオプション権も取得した。
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米Precision社の他家CAR-T、難治性リンパ腫の第1相で全例が奏効
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-20 7:00)
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米Precision BioSciences社は2022年6月8日、リンパ腫に対する他家キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法のリード開発品(PBCAR0191)について、第1/2a相臨床試験の有力データを発表した。最新の中間解析で11例全てが奏効し、治療困難症例を想定した適応可能性を裏付けるデータが得られた。また、別の他家CAR-T療法(PBCAR19B、PBCAR269A)の進捗状況も明らかにした。
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ドラッグデザインにおけるAI活用、少し前ならSFだった
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-20 7:00)
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膨大な時間と費用を要する新薬の開発を人工知能(AI)で加速させるための研究が製薬業界で進んでいます。AI開発で必要とされるハードウエアとソフトウエアをプラットフォームとして提供する米NVIDIA社は現在、世界中の製薬企業と協業しており、その中で、英AstraZeneca(AZ)社とはAIモデルの開発においてコラボレーションを進めています。また、英国最大のスーパーコンピューター(https://blogs.nvidia.co.jp/2021/04/15/ai-drug-discovery-astrazeneca-university-florida-health/)として2021年に運用が開始されたCambridge-1の設立パートナーにもなっています。2022年3月に開催されたNVIDIAのグローバルカンファレンス「GTC 2022」では、スウェーデンにあるAZ社のヨーテボリ研究拠点でMolecular AI部門を率いるOla Engkvist(オラ エンキビスト)氏がセッションを行いました。「Accelerating Drug Design with AI(AIでドラッグデザインを加速させる)」と題した本セッションでは、AZ社における言語モデルを活用した最新の研究内容や、ドラッグデザインにAIを活用する上での成功とはどのようなことなのかを明かしており、本記事では、このセッションの内容の一部を ...
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バイオベンチャー株価週報、キャンバスが奏効例公表で再びストップ高、ペプチドリームは1000円意識する水準
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-17 21:00)
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日本の株式市場に上場するバイオスタートアップの株価を週ごとにウォッチしていく「バイオベンチャー株価週報」。2022年6月17日金曜日の終値が、前週の週末(6月10日)の終値に比べて上昇したのは4銘柄、下落したのは46銘柄だった。
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塩野義製薬のデータ利活用、「全社的なデータリテラシーに課題」
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-17 7:00)
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塩野義製薬は2021年7月にDX推進本部を新設し、その傘下にデータサイエンス部(DS部)を配置した。同部ではデータに基づく戦略立案や推進、研究開発の支援などを進めている。2022年6月8日、塩野義製薬のDX推進本部データサイエンス部の北西由武(よしたけ)部長、松野匡志(ただし)氏、鈴木ゆら氏、宮澤昇吾氏が本誌の取材に応じ、同社のデータ利活用に向けた取り組みを説明した。
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塩野義、グローバルヘルス組織と提携してAMR問題に挑戦
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-17 7:00)
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塩野義製薬は2022年6月15日、グローバルヘルス組織であるスイスのThe Global Antibiotic Research and Development Partnership(GARDP)および米Clinton Health Access Initiative(CHAI)と、3者による提携契約を締結した。また、GARDPとの間では技術移転を含むライセンス契約も締結。今後、両契約に基づいて、シデロフォアセファロスポリン抗菌薬「フェトロージャ」(セフィデロコル)のグローバルでのアクセス改善に向けた取り組みを開始する。
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羊土社のライフサイエンス最新トレンド、抗体創薬における相互作用解析ナビ
from 日経バイオテクONLINE
(2022-6-17 7:00)
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抗体創薬において最も重要なのは、何をおいても治療効果等の「生物学的機能」である。その機能を最大限に発揮できること、ならびに標的となる抗原について十分な特性解析をすること(いわゆるターゲットバリデーションのことである)を前提に、?標的となる抗原に対する相互作用を物理化学的に、また構造科学的に詳述すること、?候補品となる抗体分子の「構造安定性とコロイド安定性」の双方を吟味することが重要である。低分子・中分子に比べて作用点の数が多い分、標的タンパク質との結合に関する特異性が担保されるが、作用機序の生物学的記述と、いわゆる「エピトープ」とよばれる標的抗原の作用点に関する解析は必須である。
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