BI社とデンマークZealand社、GLP-1/グルカゴン作動薬が最大18.7%の体重減
from 日経バイオテクONLINE
(2023-7-14 7:00)
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ドイツBoehringer Ingelheim(BI)社とデンマークZealand Pharma社は2023年6月23日、共同開発中のグルカゴン様ペプチド1(GLP-1)受容体/グルカゴン(GCG)受容体デュアルアゴニストであるsurvodutide(BI 456906)の46週間の抗肥満効果を発表した。同年5月の中間報告の後に追加されたデータで、高用量群の体重減少率は最大18.7%に上り、中〜高用量群の患者の40%は体重が20%以上減少した。詳細なデータは同年6月23日〜26日に開催された米糖尿病学会(ADA)で報告された。
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FRONTEO、標的探索やリポジショニング向けのAI創薬支援サービスを開始
from 日経バイオテクONLINE
(2023-7-13 7:00)
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FRONTEOは、2023年7月12日、製薬企業などを対象にAI創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory」を開始すると発表した。同社独自のAIエンジンの「KIBIT(キビット)」を活用した上で、同社の研究者が創薬の標的となる遺伝子を選定したり仮説を提供したりするサービスだ。
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武田薬品R&DトップのAndrew Plump取締役に聞く
from 日経バイオテクONLINE
(2023-7-13 7:00)
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2015年2月に武田薬品工業に入社した後、同年6月に取締役とチーフメディカル&サイエンティフィックオフィサー(現リサーチ&デベロップメントプレジデント)に就任し、研究開発部門の改革に大なたを振るってきた。2016年7月には、重点領域を「オンコロジー」「消化器系疾患」「中枢神経系疾患」と「ワクチン」に絞り、英国(ケンブリッジ)の研究拠点を閉鎖して、日本(湘南)と米国(ボストン、サンディエゴ)に集約するリストラクチャリングを発表。2019年の初めに買収したアイルランドShire社との統合作業も推し進めた。こうした一連の改革により、武田薬品の研究開発部門はどのように変わったのか。一連の改革の成果をどう自己評価しているのか。今後の注力プログラムの話題も含め、Andrew Plump取締役リサーチ&デベロップメントプレジデントに聞いた。
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Lilly社、免疫抑制薬不要なカプセル封入細胞療法の米Sigilon社を50億円で買収
from 日経バイオテクONLINE
(2023-7-13 7:00)
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米Eli Lilly社は2023年6月29日、糖尿病やライソゾーム病などのカプセル封入細胞療法を開発している米Sigilon Therapeutics社を、3460万ドル(約50億円)で買収すると発表した。両社は2018年から提携関係にあり、Lilly社は1型糖尿病を適応とする共同開発品(SIG-002)をはじめとする複数のパイプラインを獲得する。
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米Sagimet社、脂肪酸合成酵素阻害薬denifanstatのNASH第2b相の中間解析で好結果
from 日経バイオテクONLINE
(2023-7-13 7:00)
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米Sagimet Biosciences社は2023年6月23日、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)で線維化のステージがF2またはF3を対象とした、脂肪酸合成酵素(FASN)阻害薬denifanstatに関する第2b相試験FASCINATE-2で好結果が得られたと発表した。オーストリアで開催された欧州肝臓学会(EASL 2023)で結果が報告された。
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FIRM、再生医療等製品の特徴を踏まえた薬価算定制度が必要
from 日経バイオテクONLINE
(2023-7-13 7:00)
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再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)は2023年7月11日、2023年6月まで2期4年間に渡ってFIRMの代表理事会長を務めたジャパンティッシュ・エンジニアリングの畠賢一郎社長(現FIRMの代表理事副会長)の後任に、アステラス製薬の志鷹義嗣専務担当役員研究担当(CScO)が就いて初めての記者会見を開催した。志鷹会長は、薬価・規制制度に対して要望する事項を訴えた他、スタートアップの支援に対する取り組み、FIRM活動の強化に関する取り組みなどを紹介した。
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米CellTrans社、世界初の他家膵島細胞療法が1型糖尿病に米国で承認
from 日経バイオテクONLINE
(2023-7-12 7:00)
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米食品医薬品局(FDA)は2023年6月28日、成人の1型糖尿病を適応とする膵島細胞療法「Lantidra」(donislecel-jujn)を承認した。米CellTrans社が開発した死亡ドナー由来他家膵β細胞の肝門脈注入用製剤だ。免疫抑制療法下で投与される。対象となるのは、厳重な糖尿病管理でも重症低血糖を繰り返し、HbA1c目標が達成できない患者で、免疫抑制療法の制御下で最大3回投与することができる。
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明治グループが医薬品事業の説明会、COVID-19ワクチンは変異株対応に注力
from 日経バイオテクONLINE
(2023-7-12 7:00)
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明治グループは2023年7月11日、医薬品セグメントの事業に関する記者説明会を開いた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンや抗菌薬などの開発や製造について方針を説明した。
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英Sernova社の他家iPS膵島細胞パウチ、1型糖尿病の第1/2相中間解析で3年以上機能
from 日経バイオテクONLINE
(2023-7-12 7:00)
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英Sernova社は2023年6月26日、1型糖尿病を対象に開発中の細胞移植システム「Cell Pouch System」について、第1/2相臨床試験の中間解析結果を発表した。現時点での解析対象において、Cell Pouch Systemのデバイスとしての安全性が確認された。また初回登録の6例中5例で、Cell Pouch Systemを介して移植した他家iPS細胞由来膵島様細胞が周囲の環境に適応して生着し、インスリン補充療法に依存しない期間が6〜38カ月にわたり持続している。解析データは、2023年6月23日〜26日に開催された米糖尿病学会(ADA)で発表された。
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Lilly社のインクレチン関連トリプル作動薬、高用量で最大24.2%の減量を確認
from 日経バイオテクONLINE
(2023-7-12 7:00)
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米Eli Lilly社は2023年6月26日、開発中のインクレチン関連トリプル作動薬のretatrutide(LY3437943)に関する第2相試験の結果が、2023年6月23日〜26日に開催された米糖尿病学会(ADA)で報告されたと発表した。平均体重減少率が、最大用量群では24週間後に17.5%、48週間後に24.2%となった。Retatrutideはグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)受容体、グルカゴン様ペプチド1(GLP-1)受容体、グルカゴン(GCG)受容体をそれぞれ作動させる。
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