政府の医療データ戦略見直し、創薬研究に使いやすい新区分「仮名加工医療情報」を創設
from 日経バイオテクONLINE
(2023-2-28 7:00)
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政府は次世代医療基盤法の改正案で、従来の区分である匿名加工医療情報(個人情報を個人が特定できないよう、また個人情報を復元できないように加工すること)に加え、新たに研究に活用しやすい「仮名加工医療情報」という区分を設ける方針を示した。匿名加工医療情報が研究に使いにくいという指摘を受け、仮名加工医療情報では特異な検査値や希少疾患などの情報を削除せずに、医療情報を提供できるようにするほか、レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)のレセプト情報などとの連結解析も可能にする。
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伊藤勝彦の業界ウォッチ、AbbVie社の2022年度決算──増収増益、ヒュミラは2兆7900億円の売上高を記録
from 日経バイオテクONLINE
(2023-2-28 7:00)
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欧米の製薬企業の2022年度決算を読み解く連載。今回は、米AbbVie社を取り上げる。トップ製品の「ヒュミラ」(アダリムマブ)に対して、米国でもバイオ後続品が発売された。2023年度以降は厳しい業績になりそうだ。
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米Moderna社の希少疾患領域の開発担当者、「mRNA医薬では同じLNPなら蛋白質の産生量が予測できる」
from 日経バイオテクONLINE
(2023-2-28 7:00)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するmRNAワクチンの実用化に成功した米Moderna社は、がんに対するmRNAワクチンや希少疾患に対するmRNA医薬の開発にも力を入れている。希少疾患領域では現在、主に肝臓を標的として、代謝性疾患を対象にmRNA医薬を開発しているが、今後は肺などを標的としたmRNA医薬の開発も進める計画だ。2022年12月1日、医師であり、Moderna社で希少疾患領域のmRNA医薬の開発を担当している、Ruchira Glaser Senior Vice President、Therapy Area Head Therapeutics(Rare, Autoimmune Disease, and CV/Emerging)に聞いた(掲載内容は、インタビュー時点での状況です)。
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窪田製薬HD、Kubota Glassは10数台を販売
from 日経バイオテクONLINE
(2023-2-28 7:00)
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窪田製薬ホールディングス(HD)の窪田良代表執行役会長、社長兼最高経営責任者(CEO)は2023年2月22日、本誌の取材に応じ、子会社の米Kubota Vision社が開発し、2022年8月に国内での販売を開始した「Kubota Glass」(クボタメガネ)についてや、スターガルト病を対象に開発を進めているエミクススタト塩酸塩の今後の開発方針などについて説明した。
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近畿大と阪大、尿中EVs蛋白質を利用した膀胱がんマーカーを開発
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(2023-2-27 7:00)
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近畿大学医学部泌尿器科の藤田和利准教授、大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学講座(泌尿器科)の冨山栄輔氏のグループが、尿中の細胞外小胞(EVs)に含まれる蛋白質を利用した膀胱がんのバイオマーカーを開発した。富士フイルムと共同で診断マーカーとして実用化を進めている。研究成果は2023年1月に東京で開催された第7回Liquid Biopsy研究会で発表された。また同定した蛋白質が、がんの浸潤促進に関係する機能を持つことも分かった。
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米MD Andersonと米Replay社、がんのTCR-NK細胞療法に特化したSyena社を創設
from 日経バイオテクONLINE
(2023-2-27 7:00)
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米University of Texas MD Anderson Cancer Center(MD Anderson)と米Replay社は2023年2月14日、T細胞受容体発現ナチュラルキラー細胞(TCR-NK)を用いたがんの他家細胞医薬を開発する新会社のSyena社を設立したと発表した。MD AndersonのKaty Rezvani教授が創設科学者で、MD AndersonとReplay社の知財権や基盤技術を活用し、キメラ抗原受容体発現T細胞(CAR-T)療法など、現在の細胞医薬より安全性と有効性を高めた次世代細胞医薬の臨床応用を目指すとしている。
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セルシード、同種軟骨細胞シートは2023年春に治験届提出
from 日経バイオテクONLINE
(2023-2-27 7:00)
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セルシードは2023年2月21日、2022年12月期の決算説明会を開催した。2月14日に発表した決算によると、売上高は前年同期より21.8%減の1億2600万円、営業損失は前年同期よりも損失が1億2100万円減って7億4300万円で、減収増益の結果となった。当期純損失は1億5300万円減って7億5900万円だった。
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伊藤勝彦の業界ウォッチ、Sanofi社の2022年度決算──増収増益、RSV下気道疾患予防薬が承認
from 日経バイオテクONLINE
(2023-2-27 7:00)
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欧米の製薬企業の2022年度決算を読み解く連載。今回はフランスSanofi社を取り上げる。トップのアトピー性皮膚炎治療薬「デュピクセント」(デュピルマブ)が伸長、売上高は日本円で1兆1500億円と超大型製品に成長した。同社の「Beyfortus」(ニルセビマブ)は、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)下気道疾患に対する予防薬として世界に先駆けて欧州で承認された。
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キーワードを専門誌記者がわかりやすく解説、インターフェロンとは
from 日経バイオテクONLINE
(2023-2-27 7:00)
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インターフェロン(IFN)は蛋白質の一種で、細胞間相互作用を起こす「サイトカイン」の1つ。抗ウイルス作用や細胞増殖抑制作用、抗腫瘍作用、免疫調節作用など様々な生理活性を持ち、幅広い疾患に対して治療薬として使われている。
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米Cullinan社、中国Harbour社からB7H4×4-1BB二重特異性抗体を導入
from 日経バイオテクONLINE
(2023-2-27 7:00)
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米Cullinan Oncology社は2023年2月13日、中国Harbour BioMed社からB7H4と4-1BBに対する二重特異性抗体のHBM7008(CLN-418)について、米国における開発と商品化の権利を得たと発表した。現在、固形がんを対象とした第1相臨床試験が米国とオーストラリアで進んでいる。
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