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富士フイルムHD、米国のCDMO拠点で2万Lの培養タンク8基が年内に稼働開始見込み
from 日経バイオテクONLINE
(2025-11-7 7:00)
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富士フイルムホールディングス(HD)は2025年11月6日、2026年3月期第2四半期(2025年4〜9月)の決算説明会を開催した。同社の2026年3月期第2四半期の連結業績(米国基準)は、売上高が1兆5723億6300万円(前年同期比3.8%増)、営業利益が1584億8600万円(同16.9%増)、当社株主に帰属する中間純利益は1202億3200万円(同9.0%増)だった。ヘルスケアセグメントの売上高は4992億円(同3.1%増)で、営業利益は237億円(同2.8%増)だった。医薬品事業におけるワクチンの治験薬受託製造の増加や、2024年にデンマーク拠点で2万Lの動物細胞培養タンク6基の稼働を開始した医薬品開発製造受託(CDMO)事業が売り上げをけん引した。
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ベンチャー探訪、SOLA Biosciences社、フォールディング異常蛋白質に作用する遺伝子治療薬を開発
from 日経バイオテクONLINE
(2025-11-7 7:00)
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米SOLA Biosciences社(米国・ネイティック、古屋圭三CEO)は、独自の基盤技術でフォールディング異常の蛋白質にのみ作用する融合蛋白質を創製し、神経変性疾患に対する遺伝子治療薬を開発するスタートアップだ。古屋CEOは、米国で長年、医薬品の研究開発を手掛けてきた連続起業家だ。SOLA社の基盤技術「JUMP70」は、蛋白質フォールディングの研究者で、SOLA社の共同創業者でもある菱谷彰徳チーフ・サイエンティフィック・フェロー(CSF)の研究成果に基づく。もともとは古屋CEOが立ち上げた別のスタートアップ傘下のプロジェクトだったが、技術開発にめどがつき、2016年1月、SOLA社がスピンアウトされた。
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ゲノム関連の独自技術を保有するスタートアップのEpigeneronが2024年に閉鎖、藤井元社長は経験生かし複数の
from 日経バイオテクONLINE
(2025-11-7 7:00)
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Epigeneron(エピジェネロン)は疾患の発症に関わる遺伝子の、発現異常のエピジェネティック機序に関与する分子を同定し、創薬標的とする事業を推進する研究開発型の創薬スタートアップである。弘前大学大学院医学研究科・ゲノム生化学講座の藤井穂高教授らの研究成果を基に2017年に設立された。しかし、本誌の取材により、2024年7月に登記を抹消したことが明らかになった。Epigeneronで2017年から2021年まで代表取締役社長、2021年から2024年まで取締役を務めていた藤井氏が2025年10月24日、本誌の取材に応じた。
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中国Hansoh社、カドヘリン17標的の抗体薬物複合体をRoche社に導出
from 日経バイオテクONLINE
(2025-11-7 7:00)
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中国Hansoh Pharma(ハンソ・ファーマ)社は2025年10月17日、スイスRoche(ロシュ)社とカドヘリン17(CDH17)標的の抗体薬物複合体(ADC、開発番号:HS-20110)に関するライセンス契約に合意したと発表した。Hansoh社は8000万ドル(約118億円)の契約一時金を受け取り、中国本土、香港、マカオ、台湾を除く全世界の独占的開発・商業化権をRoche社に供与する。Roche社が開発に着手した後は、目標達成に応じてマイルストーンを受け取り、製品化に成功した場合は売上高に応じたロイヤルティーを受け取る可能性がある。
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FDAがバイオシミラーの比較有効性試験の必要性を再検討、簡素化推奨するガイダンス案を発表
from 日経バイオテクONLINE
(2025-11-7 7:00)
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米食品医薬品局(FDA)は、2025年10月29日、生物学的製剤承認申請(BLA)におけるバイオシミラー(バイオ後続品)性を証明するための有効性エンドポイントを伴う比較臨床試験(比較有効性試験/Comparative Efficacy Study:CES)の必要性を再検討し、CES無しの簡素化アプローチを選択できる条件を示した、新たな業界向けガイダンス案を発表した。
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シスメックスの2025年度上期は中国事業不調で減収減益、日本電子の検査事業を承継し新興国で展開
from 日経バイオテクONLINE
(2025-11-7 7:00)
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シスメックスは2025年11月6日、2026年3月期第2四半期(2025年4〜9月)の決算説明会を開催した。同社の2026年3月期第2四半期の連結業績(IFRS)は、売上高が2325億2700万円(前年同期比4.1%減)、営業利益が329億5700万円(同25.9%減)、中間利益が188億6200万円(同27.2%減)、親会社の所有者に帰属する中間利益が190億1900万円(同26.9%減)で、減収減益となった。
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Endpoints News、米Metsera社はPfizer社の脅しを「ナンセンス」と批判、両社間の亀裂が拡大
from 日経バイオテクONLINE
(2025-11-7 7:00)
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肥満治療薬を開発しているバイオ企業の米Metsera(メトセラ)社と、米Pfizer(ファイザー)社及びデンマークNovo Nordisk(ノボ ノルディスク)社の争いが見苦しいものになっている。
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細胞内の液-液相分離発見でBrangwynne氏、COVID-19の後遺症の仕組み解明で岩崎氏が慶應医学賞を受賞
from 日経バイオテクONLINE
(2025-11-7 7:00)
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慶應義塾大学は2024年11月4日、医学や生命科学の領域で顕著な業績を挙げた研究者を表彰する、第30回慶應医学賞の授賞式を開催した。米Princeton University化学・生物工学科の教授であるClifford Paul Brangwynne氏と、米Yale University医学部免疫生物学部門の教授である岩崎明子氏が同賞を受賞した。
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小野薬品決算は買収した米Deciphera社の2剤が売上好調、自社創製のEP4拮抗薬の第2相結果に自信
from 日経バイオテクONLINE
(2025-11-6 7:00)
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小野薬品工業は2026年度3月期第2四半期(2025年4〜9月)決算の説明会を開催。同社の滝野十一代表取締役社長COOは、2024年6月に買収を完了した米Deciphera Pharmaceuticals(デサイフェラ・ファーマシューティカルズ)社の2製剤の立ち上がりが好調だったこと、国内のSGLT2阻害薬「フォシーガ」」(一般名:ダパグリフロジン)の好調を受け、2026年3月期第2四半期の売上収益が前年同期比7.0%増の約2571億円となったことを示した。開発中のプロスタグランジン受容体(EP4)拮抗薬ONO-4578の胃がんを対象とした「オプジーボ」(ニボルマブ)+化学療法併用への上乗せを検証した第2相試験の結果は良好で、第3相へ進められる結果が得られたとした。
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再生医療等評価部会、東海大学医学部付属病院の変形性膝関節症に対する羊膜由来MSCの移植計画を大筋で了承
from 日経バイオテクONLINE
(2025-11-6 7:00)
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厚生労働省は2025年11月5日、第111回厚生科学審議会再生医療等評価部会を開いた。東海大学医学部付属病院が提出した、変形性膝関節症に対して他家羊膜由来間葉系幹細胞(MSC)を移植する臨床研究に対し、第一種再生医療等提供計画への適合性を「軽微な修正点について座長預かり」(厚労省の担当者)として、大筋で確認し、実施を了承する方向となった。
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