英Genus社、PRRSV耐性を付与した遺伝子編集ブタがFDAから承認獲得
from 日経バイオテクONLINE
(2025-5-22 7:00)
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英Genus(ジーナス)社は2025年4月30日、豚繁殖・呼吸障害症候群ウイルス(PRRSV:porcine reproductive and respiratory syndrome virus)耐性豚(PRP)プログラムについて、米食品医薬品局(FDA)から、PRP遺伝子編集ブタを同国の食品サプライチェーンで使用することが許可されたと発表した。米国におけるPRPの商業化に向けて大きく前進したと同社は考えている。
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ブライトパス決算、BCMAを標的としたCAR-NKT細胞の製造移管の「進捗は順調」
from 日経バイオテクONLINE
(2025-5-22 7:00)
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ブライトパス・バイオは、2025年5月14日、2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)の決算説明会を開催。B細胞成熟抗原(BCMA)を標的とした他家iPS細胞由来のキメラ抗原受容体NKT細胞(CAR-NKT)療法であるBP2202に関連して、細胞生産のプロセス開発・製造に向けて2024年12月に契約したベルギーCellistic(セリスティック)社への製造工程移管プロセスは順調に進展していると紹介した。今後、ブライトパスがマスターセルバンクを取得し、これをCellistc社に渡して試験製造を何度か行う計画だ。同社の永井健一代表取締役社長は、「2026年3月までに、米食品医薬品局(FDA)への臨床試験実施申請(IND)にこぎ着けたい」と抱負を語った。
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リボミック決算、軟骨無形成症対象の抗FGF2アプタマーは2025年10月までに第2a相投与完了の予定
from 日経バイオテクONLINE
(2025-5-22 7:00)
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リボミックは2025年5月20日、2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)の決算説明会を開いた。軟骨無形成症(ACH)を対象として開発中の抗FGF2アプタマーであるRBM-007(一般名:umedaptanib pegol)について、2025年10月までに第2a相臨床試験における患者への投与が完了する予定だという。
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米Strand社、固形がんに対するIL-12コードしたmRNA医薬の前臨床データを学会発表
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(2025-5-22 7:00)
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米Strand Therapeutics(ストランド・セラピューティクス)社は2025年4月28日、STX-003プログラムの概念実証(POC)研究を含む、前臨床開発で得られたデータを学会発表すると発表した。2025年4月25〜30日にChicagoで開催された米がん学会(AACR)年次総会、5月13〜17日にNew Orleansで開催された米遺伝子細胞治療学会(ASGCT)年次総会で公表された。
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JSR、残るライフサイエンス事業は「売却も含めてあらゆる選択肢検討」
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(2025-5-21 7:00)
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JSRが2024年6月に上場廃止となってから1年弱が経過した。同社は2025年5月20日、2025年3月期事業状況説明会を開催し、業績や今後の計画について説明した。JSRはライフサイエンス事業(LS)としてこれまでに、(1)診断試薬材料、(2)バイオプロセス材料、(3)創薬支援サービス──を手掛けてきたが、2025年4月に(1)診断試薬材料の売却を決定。(2)バイオプロセス材料や(3)創薬支援サービスは現時点でJSRに残っているものの、「LSを非中核事業として、売却の可能性も含めてあらゆる選択肢の検討を継続する」(JSRの堀哲朗代表取締役CEO兼社長執行役員)方針だ。
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H.U.が新中計発表、FDAから承認取得のAD血液検査薬は2025年夏頃に日本で申請予定
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(2025-5-21 7:00)
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H.U.グループホールディングス(HD)は2025年5月19日、2026年3月期〜2030年3月期の5年間にわたる中期経営計画「H.U.2030」を発表した。同社は同日、中期経営計画説明会を開催。H.U.グループHDの竹内成和代表執行役会長兼社長兼グループCEOなどが登壇し、概要について説明した。
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日本新薬、複数の契約によりウプトラビのパテントクリフのカバーにメド
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(2025-5-21 7:00)
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日本新薬は2025年5月8日、2024年度(2024年4月-2025年3月期)の決算を発表し、説明会を開催した。同社の2024年度の連結売上収益は前年同期比8.1%増の1602億円、営業利益は同6.5%増の354億円と堅調な結果を示した。医薬品事業では薬価改定や後発品の影響を受けつつも、肺動脈性肺高血圧症・慢性血栓塞栓性肺高血圧症治療薬の「ウプトラビ」(セレキシパグ)が国内外で堅調に伸びたことや、2024年5月に日本で高リスク急性骨髄性白血病治療薬として承認された「ビキセオス」(ダウノルビシン・シタラビン)の貢献などで、医薬品事業全体の売上収益は前年比10.8%増の1386億円となった。機能食品事業ではプロテイン製剤の売上減少などにより、前年比6.8%減収の215億円となった。
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特集・いよいよ離陸するペプチド創薬、東京科学大玉村教授に聞く、日本発シーズから生まれた環状ペプチド製
from 日経バイオテクONLINE
(2025-5-21 7:00)
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東京科学大学総合研究院生体材料工学研究所メディシナルケミストリー分野の玉村啓和教授が京都大学藤井研究室在籍時の2003年に創製した環状ペプチドは、2023年、イスラエルBioLineRx(バイオラインRx)社が「自家移植のための造血幹細胞の末梢血動員」の適応で米食品医薬品局(FDA)の承認を取得した。HIVに有効な薬剤を開発するために着目したカブトガニに由来するペプチドが起源だという。創製から開発までの経緯を玉村教授に聞いた。
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破産申請の米23andMe社、米Regeneron社が買収しDTC遺伝子検査のサービス継続へ
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(2025-5-21 7:00)
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一般消費者向け遺伝子検査の米23andMe(トゥエンティースリー・アンド・ミー)社が2025年3月、破産手続きに入ったことをめぐり、同社を米Regeneron Pharmaceuticals(リジェネロン・ファーマシューティカルズ)社が買収することが決まった。2025年5月19日に両社が発表した。
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米Monte Rosa社、CDK2に対する標的蛋白質分解誘導薬MRT-51443の前臨床データを学会発表
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(2025-5-21 7:00)
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分子のり型標的蛋白質分解誘導薬(molecular glue degrader、MGD)を開発している米Monte Rosa Therapeutics(モンテローザ・セラピューティクス)社は、2025年4月28日、ホルモン受容体(HR)陽性/HER2陰性乳がんに対する治療薬候補として開発している、サイクリン依存性キナーゼ2(CDK2)を標的とするMGDのMRT-51443に関する前臨床データが学会で報告されると発表した。Chicagoで行われた米がん学会(AACR)2025年次総会で4月30日にポスター発表された。
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