Advaxis社、子宮頸癌への弱毒化生リステリア菌製品フェーズIIで好結果
from 日経バイオテクONLINE
(2017-3-21 0:05)
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米Advaxis社は、2017年3月15日、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染陽性子宮頸癌の患者を登録して、弱毒化生リステリア菌製品axalimogene filolisbac (AXAL、以前はADXS-HPVと呼ばれていた)を投与したGOG-0265試験で、好結果が得られたと発表した。結果の詳細は、米婦人科腫瘍学会(SGO)の年次総会で同日報告された。
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Allergan社、Editas社とCRISPRを用いた眼疾患治療の研究開発で提携
from 日経バイオテクONLINE
(2017-3-21 0:00)
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アイルランドAllergan社と米Editas Medicine社は2017年3月14日、Allergan完全子会社のAllergan Pharmaceuticals International社とEditas社が眼科領域におけるCRISPRゲノム編集治療の研究開発で提携することに合意したと発表した。Editas社の眼疾患を対象とするプログラムの最大5つのライセンスをAllergan社が独占的に取得する契約で、現在前臨床開発段階にあり、最も開発が進んでいるレーバー先天黒内障(LCA10)を対象とするプログラムも含まれる。
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Trump政権の2018年度予算案、NIHの予算は2割削減!?
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(2017-3-21 0:00)
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米Trump政権は、2017年3月16日、2018年度予算案の一部を公表した。国防費を大きく増やす代わりに、国立衛生研究所(NIH)などの予算が大幅にカットされることが示された。
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ノバルティス、ディオバン臨床研究サブ論文の薬事法違反が一審無罪
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(2017-3-21 0:00)
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ノバルティスファーマは2017年3月16日、降圧薬「ディオバン」(バルサルタン)の医師主導臨床研究「KYOTO HEART Study(KHS)」のサブ論文に対し問われていた旧薬事法(現医薬品医療機器法)違反について、同日、両罰規定により東京地方裁判所で無罪判決を言い渡されたと発表した。同社元社員の白橋伸雄氏を被告人、同社を被告会社とする本薬事法違反被告事件に対し、辻川靖夫裁判長は、ディオバンのプロモーションの目的で研究者らに多額の奨学寄附金を提供したこと、被告人がデータの改ざんにより有用性を示した論文発表に関与したことは認定したが、これらの行為は同法66条第1項「虚偽または誇大な記事を広告し、記述し、または流布してはならない」には違反していないと判断した。
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北大と名大、Gluラセマーゼを持たないXanthomonas属細菌の新規一次代謝経路を発見
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(2017-3-21 0:00)
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北海道大学大学院工学研究院の大利徹教授らは、イネの病原菌であるXanthomonas属細菌の新たな1次代謝経路を発見した。院内感染菌であるStenotrophomonas属細菌などもこの新規経路を利用することから、病原微生物に特異的な抗菌剤の開発につながる成果といえる。名古屋大学大学院生命農学研究科の吉村徹教授と連名で、米化学会のJACS誌(インパクトファクター13.038)にて2017年3月16日にこの成果を論文発表し、次いで3月18日には京都市で開かれた日本農芸化学会で口頭発表した。
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広島大統括JSTゲノム編集OPERAキックオフに104人
from 日経バイオテクONLINE
(2017-3-21 0:00)
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科学技術振興機構(JST)産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)の研究領域「ゲノム編集による革新的な有用細胞・生物作成技術の創出」のキックオフ・シンポジウムが2017年3月17日に広島市で開催され、104人が参加した。2016年9月に採択決定が発表されたOPERAの同領域は、広島大学大学院理学研究科の山本卓教授が領域統括を務めている。シンポジウムでは広島大の越智光夫学長の開会あいさつに続き、文部科学省とJSTが来賓あいさつを行った。次いで、山本教授が「『ゲノム編集』が拓く未来」と題した基調講演を行い、参加しているアカデミア9機関と民間企業13社の課題の中から発表が行われた(記事末尾に9機関と13社を記載)。
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アクテムラと我が研究人生(第27回)、仰天の売り上げ予測
from 日経バイオテクONLINE
(2017-3-21 0:00)
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医薬品の開発を進めるか否かを決定する際、上市(発売)された時の売上高を予測するものである。どんな効果があり副作用がどうなのか全く予想もできない段階で数値を出すのは、革新的医薬品を研究開発する身にとっては実にバカバカしいことに思えた。その時点で販売されている既存品の売上高合計金額を市場規模とし、それらと比較してどの程度のシェアを獲得できるのか予想して、その製品の売上高を算出する──つまり、革新的医薬品の登場によって市場規模が拡大することを全く計算に入れないのである。従って、発売前の売上高は実際よりも小さくなりがちだった。
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日立化成、細胞の受託製造手掛ける米PCT社の全株式を取得へ
from 日経バイオテクONLINE
(2017-3-17 15:01)
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日立化成は、2017年3月17日、米Caladrius Biosciences社と、Caladrius社の子会社で再生医療向けの細胞の受託製造を手掛ける米PCT社の全株式を取得する契約を締結したと発表した(関連記事)。
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【機能性食品 Vol.279】、ロート製薬MGファーマの初の機能性表示は独自素材、農芸化学会が京都で開幕
from 日経バイオテクONLINE
(2017-3-17 8:00)
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まずは機能性表示食品のアップデイトから。この1週間では、2017年3月10日(金)と3月14日(火)、3月15日(水)、3月16日(木)に更新されました。2016年度のBシリーズは487件となり、この1週間で29件増えたようです。初年度の2015年度の302件との合計では、789件です。
今回とりあげるのは、ロート製薬子会社のエムジーファーマ(MGファーマ)の2件です。
「脂肪注意報」(届出番号:B440、届出日:2017年1月13日)
「糖質注意報」(B460、2017年1月20日)
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【日経バイオテクONLINE Vol.2643】、iPS細胞研究と異種移植研究の接点
from 日経バイオテクONLINE
(2017-3-17 8:00)
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異種移植とは、ヒト以外の動物種(基本的にはブタ)の臓器や細胞、またはヒト以外の動物種でヒトの臓器を育て、ヒトへ移植するアプローチを指します。詳細は特集で執筆しますが、近年、異種移植を巡る様々な状況が変化し、異種膵島移植を筆頭に異種移植が臨床で試される段階に入りつつあります。
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