In The Market、ソレイジアがバイオベンチャーとして約1年ぶりとなる上場
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-10 0:41)
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日経BP・バイオINDEXは、3月29日に402.56を付けたものの、その他は380後半から400の間を推移した。3月24日には癌治療薬などの開発を手掛けるソレイジア・ファーマが、2016年3月に上場したフェニックスバイオから約1年ぶりにバイオベンチャーとして東証マザーズに上場。公募価格が保守的な設定だったこともあり、上場初日の同社の株価は右肩上がりの傾向で順調に推移。初値は公開価格の185円を26.5%上回る234円で、終値も公開価格を47%上回る272円となった。初日の値動きについて同社の宮下敏雄取締役兼CFOは「これまでの実績について、市場に評価してもらったためだと考えている」と話している。その後調整が入り、3月29日に一時219円まで下げた後再び反転。4月3日にはストップ高となり、終値は329円を付けた。
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業界こぼれ話、広報担当理事が取得しない認定は広がる?
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-10 0:40)
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消費者向け(DTC)遺伝子検査事業を手掛ける各社などによる個人遺伝情報取扱協議会(CPIGI)は、2016年より、自主基準の順守状況を認定するCPIGI認定制度を運用している。これは、DTC遺伝子検査サービスの質に関して、疑念の声が上がっていることに対して業界としての回答を示したもので、適正なサービスの提供を支援するために作られた制度だ。2016年5月に行われた初回の認定では9社10サービスに適用されており、間もなく2回目の適用サービスが発表される見込み。今後もCPIGIでは、積極的に広報活動を行い、認定を取得するサービスを拡大していきたいとしている。
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業界こぼれ話、AMEDにのしかかる成果目標の呪縛
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-10 0:39)
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日本医療研究開発機構(AMED)が進める医療分野の研究開発の“成果”が表れてきたようだ。2017年3月31日、AMEDは健康・医療戦略本部の創薬支援ネットワーク協議会に創薬支援ネットワークの活動状況などを説明。その席で、2件の企業への導出に成功したことが報告された。創薬支援ネットワークとは、大学や公的研究機関の研究成果から革新的新薬の創出を目指す、日本初の創薬支援制度。報告された企業への導出のうち、1件のシーズは癌免疫療法のアジュバントで、導出先の製薬企業は非公表。もう1件のシーズは抗体薬物複合体(ADC)で、導出先は、そのADCの研究者が設立したベンチャー企業だった。
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World Trend米国、Trump政権、医療・ヘルスケア政策が徐々に明らかに
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-10 0:38)
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Donald Trump米国大統領が就任して約2カ月が経った。Trump氏当選直後の本誌2016年11月21日号には、Trump政権がバイオテク業界に与える影響の予想を書いたが、2017年3月に入り、政権の方向性が徐々に明らかになりつつある。中でも最も注目を浴びたのが、(1)医療保険制度改革案(American Health Care Act:AHCA)と、(2)2018年度予算提案、(3)Scott Gottlieb氏の米食品医薬品局(FDA)新長官の指名――だ。
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検証 企業価値、相次ぐ導出で実力証明(カルナバイオ)
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-10 0:36)
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自ら創生した新薬候補物質を2期連続で海外製薬会社に導出するなど、カルナバイオサイエンスが実力を見せ始めた。1つ目の導出による契約一時金で、2015年12月期に設立以来初の黒字を達成、2016年12月期は赤字となったが、2017年12月期は2つ目の導出品のマイルストーンで黒字に復帰できる見通しだ。
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機能性食材研究第40回、ベニズワイガニ
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-10 0:35)
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機能性食材研究の第40回では、カニの仲間の中から、ベニズワイガニを取り上げる。カニは塩ゆで、刺し身、焼き物、鍋料理などに利用される高級水産物で、水産業や観光業の資源として重要。日本近海には1000種ほどのカニが生息していると推定されているが、そのうち食用として利用されている種類は限られている。
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パイプライン研究、大腸癌治療薬
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-10 0:34)
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大腸癌のうち、若年者に発症する大腸癌は、家族や血縁者の中に多発する傾向があり、遺伝的要因が示唆され、大腸癌の約1割を占める。一方、高齢者における大腸癌の発生には環境的因子の関与が大きいと報告されている。近年、日本人の大腸癌の発症率は米国の日系移民や欧米白人と変わらないようだ。
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若手研究者の肖像(第24回)、北海道大学遺伝子病制御研究所 三浦恭子 准教授
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-10 0:33)
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長寿のネズミとして知られるハダカデバネズミの研究を、国内で唯一手掛けている北海道大学遺伝子病制御研究所准教授の三浦恭子は、ハダカデバネズミの皮膚からiPS細胞を作製することに世界で初めて成功。さらにハダカデバネズミから作製したiPS細胞が腫瘍(奇形腫)化耐性を持つことを確認して、その背景の一端にARF遺伝子があることを突き止めた。研究が進めば、現在、ヒトiPS細胞の臨床応用の課題として挙げられる腫瘍化の解決につながる可能性も秘める。
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リポート、カナダのオンタリオ州の再生医療
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-10 0:32)
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2016年12月、カナダのオンタリオ州で再生医療を手掛ける関係者にとって、大きな一歩となる出来事があった。ドイツBayer社と米国のベンチャーキャピタルが出資して、オンタリオ州の州都であるトロントの研究者が開発したiPS細胞由来心筋細胞のシーズを基に、カナダBlueRock Therapeutics社を新規に設立。同社は、設立と同時に初めての資金調達を行い、2億2500万米ドル(約250億円)という超多額の調達に成功したのだ。日本でバイオベンチャーが上場前に調達できる資金はせいぜい数十億円であることを考えると、破格の額だ。「今後4、5年間の研究開発資金のメドが立った」と、カナダUniversity Health Networkの主任研究員で、BlueRock社の中心メンバーであるMichael A. Laflamme氏は話す。
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特集、セルロースナノファイバー
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-10 0:31)
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2017年4月25日―。この日は日本のセルロースナノファイバー(CNF)開発のターニングポイントとして後世に記録されることになりそうだ。日本製紙が宮城県石巻市の石巻工場内にCNF量産設備を完成させるのだ。同工場における年間生産能力は500t。続いて9月には島根県江津市の工場に年間生産能力30tから100tの設備を新設する。
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