In The Market、UMNファーマは特別損失計上の発表を受けて一段下げ、株価は1カ月で3分の1に
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-13 0:41)
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期中、乱高下する為替に合わせるように日経平均株価も荒い値動きを見せたが、期中の日経BP・バイオINDEXは、396.56から388.08の間の小幅な動きで推移した。
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業界こぼれ話、テラが「Vaccell」を使わなくなった訳
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-13 0:40)
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樹状細胞ワクチンの保険収載を目指すテラは2017年1月、医師主導治験を手掛ける和歌山県立医科大学が医薬品医療機器総合機構(PMDA)に治験計画届書を提出したと発表した。米国で米Dendreon社が「Provenge」の承認を受けて7年たってからの治験開始だ。
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業界こぼれ話、理研とCynata社、他家iPS世界初は?
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-13 0:39)
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2017年2月6日、理化学研究所多細胞システム形成研究センターの高橋政代プロジェクトリーダー(PL)らが、加齢黄斑変性(AMD)に対する他家iPS細胞由来網膜色素上皮(RPE)細胞の懸濁液を移植する臨床研究の患者募集を開始した。同研究の再生医療等提供計画が、2月1日に開催された厚生労働省の厚生科学審議会再生医療等評価部会で再生医療等提供基準への適合が確認されたことを受けてのものだ。
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World Trendアジア、東南アジアで勃興する微細藻類産業に日本はどう関わるべきか
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-13 0:38)
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石油と天然ガスの国で知られるブルネイの首都バンダル・スリ・ブガワンの空港近くに設けられた工業用開発地の第1号案件は、微細藻類を利用してアスタキサンチンを生産するプラントだ。敷地内には、直径10cmの赤いガラス管を丁寧に折り畳んでフェンス状にしたものが一定間隔で何台も整然と並ぶ。その1つに近づき、ガラス管の中を目を凝らして見てみると、アスタキサンチンを蓄積して真っ赤に染まった、かろうじて見えるサイズの藻(ヘマトコッカス)が秒速1mのスピードで流れている。敷地一面に並ぶフェンスを構成するガラス管の長さは、合計すると東京から名古屋までの距離に相当する約30万mだという。折り畳まれたガラス管が辺り一面を埋めている光景を見るとDNAが折り畳まって染色体になっているのと似たようなものだなと感じる。
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検証 企業価値、成長は2020年3月期以降(武田薬品)
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-13 0:36)
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武田薬品工業は過去10年間、グローバル企業と競合するために米Millennium Pharmaceuticals社やスイスNycomed社の買収を通じて大きな変貌を遂げた、日本の製薬企業の中で最も変革が激しい企業だ。我々は、Millennium社買収は3つの米食品医薬品局(FDA)承認(ベルケイド、エンティビオ、ニンラーロ)を達成し、財務的にはかなりの成功であったと考えている。Nycomed社買収は賛否両論あり、新興国の成長が減速していることから足元の業績貢献はあまり大きくないが、販売網獲得は長期間で評価されるべきであり、同買収の評価を断定的に行うのはまだ早いと考えている。
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機能性食材研究(第38回)、ゴマ(胡麻、sesame)
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-13 0:35)
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ゴマは、ゴマ科ゴマ属の一年草。油脂を50%強含む子実(種子)は食材、食用油など油脂製品の原料とされ、世界中で利用されている。野生種のゴマ科植物はアフリカ大陸に多く自生しており、紀元前3000年頃にはナイル川流域で栽培されていた。栽培ゴマの発祥地は発掘調査から紀元前3500年頃のインドとする説が有力。日本では8世紀の天平時代に西日本の各地で栽培されていた。
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パイプライン研究、抗てんかん薬
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-13 0:34)
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世界保健機関(WHO)では「てんかんは様々な成因によってもたらされる慢性の脳疾患であって、大脳ニューロンの過剰な発射に由来する反復性の発作(てんかん発作)を特徴とし、それに様々な臨床症状および検査所見が伴う」と定義している。てんかんは、脳内の電気的な神経活動の障害が原因で起こる疾患であり、精神疾患である統合失調症やうつ病とは病因が異なる。
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若手研究者の肖像、東京工業大学生命理工学院生命理工学研究科 白木伸明 准教授
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-13 0:33)
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ES細胞やiPS細胞といった多能性幹細胞の実用化には、後に腫瘍化する可能性のある未分化の細胞の除去が大きな課題となっている。白木伸明は、そんな未分化のES細胞やiPS細胞を培地のアミノ酸組成を変更するだけで除去できることを発見、2014年にCell Metabolism誌に掲載した。それまでも大学院時代からの恩師である粂昭苑らと共に、ES細胞を膵臓の前駆細胞に分化させたり、その前駆細胞がインスリンを分泌するまで成熟させたりして、Stem Cells誌に論文を掲載してきた。
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キーパーソンインタビュー、JCRファーマ経営企画本部の薗田啓之部長に聞く
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-13 0:32)
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「J-Brain Cargo」は、ヒトトランスフェリン受容体(hTfR)等、脳毛細血管の内皮細胞に発現する蛋白質に結合する抗体やペプチドを作製し、それらをキャリアーとして用いて、薬物を付けて、血液脳関門(BBB)を通過させる技術だ。標的蛋白質の選択、キャリアー分子、リンカーの種類等を組み合わせることで、低分子薬から抗体医薬まで幅広い薬物を送達できる。同技術の研究開発を手掛けた経営企画本部(研究担当)の薗田啓之部長に聞いた。
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特集、オートファジー創薬
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-13 0:31)
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2016年秋、酵母や哺乳類の細胞が自身を分解するオートファジーが、世界中から一挙に注目を浴びた(写真1)。酵母を対象にオートファジーの機構の解明を手掛けた、東京工業大学の大隅良典栄誉教授が、2016年ノーベル生理学・医学賞を受賞したからだ。当初は酵母で始まったが、現在は多くの研究者によって、マウスやヒトなど哺乳類の細胞を対象にした研究が手掛けられ、中でも疾患とオートファジーの関連を解明する研究が年々増加している。そのきっかけの1つは、2000年代初期に、オートファジーをノックアクトしたマウスが開発されたことだ。オートファジーが機能しないと、各臓器に様々な疾患様の症状が表れることが明らかとなった(図1)。オートファジーの阻害がなぜこれらの疾患に関わっているのか、そのメカニズムが解明できれば、創薬の標的が次々に見つかる可能性がある。
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