合成生物学の最前線、“たら・れば”をかなえて、非天然の蛋白質を合成
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-24 0:37)
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ヒトが生合成する蛋白質は、20種類の天然アミノ酸から構成されている。でももし、もっと多くの、またはもっと少ない種類のアミノ酸から蛋白質が合成されていたら、ヒトは全く違う形で進化を遂げていたかもしれない――。こうした好奇心から、非天然の蛋白質を作製する研究に取り組んでいるのが早稲田大学理工学術院先進理工学部の木賀大介教授だ。非天然蛋白質を合成するには、天然アミノ酸に非天然のアミノ酸を加えて蛋白質を合成してもいいが、天然の蛋白質を構成するアミノ酸の一部を使えないようにして、別のアミノ酸に置換して蛋白質を合成してもいい。木賀教授は研究室主宰者として独立後、天然アミノ酸の一部を特定の天然アミノ酸に置き換えることであえてアミノ酸の種類を減らし、非天然の蛋白質を合成する研究などを手掛けてきた。
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検証 企業価値、世界の「当たり前」へ(ジーンテクノ)
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-24 0:36)
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世界のマーケットは今、バイオシミラー(BS)に沸いている。米Pfizer社やAmgen社、スイスのNovartis社、日本では第一三共や協和発酵キリンなど、大手の先発薬メーカーが参入を表明。韓国のCelltrion社はレミケードの後続品Remsimaの承認を日米欧で取得、同じく韓国のSamsung BioLogics社は2016年に上場して約2200億円の資金調達に成功した。2社とも時価総額は1兆円を超え、2社で日本の上場バイオ企業の時価総額の合計(みずほ証券では44社と定義)よりも大きい状況だ。
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バイオイメージング最前線、脂質の分布や動きを、「ありのまま」可視化
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-24 0:35)
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生体をかたちづくる細胞は、厚さおよそ5nm(100万分の5mm)の非常に薄い細胞膜で包み込まれており、この細胞膜は生体内と外界の間での物質やエネルギーおよび情報のやり取りなど重要な役割を担っている。では、細胞膜とはどのような構造をしているのか?
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審査報告書を読む、「エビリファイ」 アリピプラゾール
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-24 0:34)
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今回は、2016年9月に「小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性」の効能・効果への適応拡大が承認された非定型抗精神病薬である「エビリファイ」(アリピプラゾール)を取り上げる。
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キーパーソンインタビュー、塩野義製薬医薬研究本部長の塩田武司執行役員に聞く
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-24 0:32)
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塩野義製薬では今後、日米の事業が転換期を迎える。日本では2017年度に特許が満了する主力の高脂血症治療薬「クレストール」(ロスバスタチン)などに代わり、疼痛治療薬の「サインバルタ」(デュロキセチン塩酸塩)をはじめとする新薬の売り上げを伸長させる。米国ではオピオイド誘発性便秘症治療薬の「Symproic」(ナルデメジン)や申請中の多剤耐性グラム陰性菌感染症治療薬のセフィデロコルを武器に病院市場の開拓を目指す。2014年3月に策定した中期経営計画「Shionogi Growth Strategy 2020(SGS2020)」では、2020年度に売上高を5000億円へ伸長させる計画(その後、新薬の売上高2000億円を新たに設定)を掲げ、創薬型の製薬企業として飛躍を図る。2017年3月24日、研究本部長を務める塩田武司執行役員に聞いた。
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特集、世界の生物学的製剤売上高ランキング(2016年)
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-24 0:31)
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日経バイオテク編集部では2007年以降、各製薬企業の開示情報を基に、生物学的製剤の売上高を調査し、そのランキングを作成してきた。ただし、各社の売上高の開示方針はまちまちで、売上高が一定額以下の生物学的製剤については開示されないケースが多いため、下位においては順位付けが正確ではない可能性があった。そこで今回のリポートでは、確実に開示されているとみられる年間売上高10億ドル超の製品、いわゆるブロックバスターに焦点を当てることにした。ランキングの作成に当たり、為替はドルに換算した。各通貨の換算率は2016年における年間平均レートを採用し、1ユーロ=1.107ドル、1ポンド=1.355ドル、1スイスフラン(CHF)=1.015ドル、100円=0.928ドル、1デンマーククローネ(DKK)=0.149ドルとした。
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編集長の目、抗体医薬黄金期の次に来るもの
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-24 0:30)
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今号の特集には、生物学的製剤に関して、2016年1月から12月のグローバルの売上高に基づくランキングを掲載した。対象としたのは年間売上高10億ドルを超えるいわゆるブロックバスターで、2016年は41製品あった。2015年との比較では、4製品が新たにブロックバスターとなり、1製品がブロックバスターから脱落した。
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厚労省、第一三共が開発中の核酸医薬など5品目の医薬品を先駆け指定
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-24 0:10)
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厚生労働省は、2017年4月21日、先駆け審査指定制度の対象品目として、第一三共がデュシェンヌ型筋ジストロフィーに対して開発している核酸医薬のDS-5141bなど、新たに5品目の医薬品を指定した。
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ベンチャー探訪、サイアス、iPS細胞介した自家再生T細胞の開発に重点
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-24 0:10)
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疲弊した癌患者のキラーT細胞をiPS細胞を介して再生させ、再び患者に投与するiPS細胞由来自家再生T細胞の開発が進んでいる。京都大学iPS細胞研究所(CiRA)発のベンチャー企業であるサイアス(京都市左京区、伊藤正春社長)でサイエンティフィックアドバイザーを務める京都大学名誉教授の桂義元取締役会長と、同じくサイエンティフィックアドバイザーを務めるCiRAの増殖分化機構研究部門の金子新准教授が、2017年4月6日、本誌の取材に応じた。
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アクテムラと我が研究人生(第32回)、アクテムラ誕生
from 日経バイオテクONLINE
(2017-4-24 0:02)
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私は、1997年から2000年にかけて3年半、茨城県新治郡新治村にあった中外分子医学研究所に代表取締役社長として勤務した。この会社は、私が赴任する2年前の1995年に、ジーンハンティングを目的として新設された中外製薬100%出資の子会社である。世界的にヒト全ゲノム解析の完了を迎えつつあった2000年、設立後5年経って、その役割を終えた研究所の閉鎖が決まり、再び本社勤務となった。今度の所属はプロジェクト推進部である。そこにはグローバル開発プロジェクトのリーダーが全員所属していた。異動後しばらくしてMRAのグローバル・プロジェクト・リーダー(GPL)として日米欧三極での臨床開発を主導することになった。そして、2004年8月、60歳の誕生月に定年がやってくる直前までMRAのグローバル開発の陣頭指揮を執った。
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