World Trend米国、CRISPRの特許闘争Broad軍配も、「勝利」宣言にはまだ早い
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-27 0:38)
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近年、生物学で最大の発明として注目を浴びるゲノム編集技術CRISPRに関する、米University of California Berkeley(UC)と米Broad Institute of Harvard and MIT(Broad)間の特許闘争において、2017年2月15日、米国特許商標庁(USPTO)はBroadの特許がUC側の特許申請に抵触しないという裁決を発表した。科学者の間ではUC側のJennifer Doudna教授とオーストリアUniversity of Vienna(当時)のEmmanuelle Charpentier客員教授(現ドイツMax Planck Institute感染生物学研究所所長)の発明が先、との意見が大半であるため、Broad側の主張をほぼ完全に認めたUSPTOの裁決には驚きの声も少なくなかった。
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検証 企業価値、「異端製品」が貢献開始(タカラバイオ)
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-27 0:36)
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2017年1月30日に、タカラバイオが2017年3月期第3四半期累計決算を発表した。営業利益は約27億円となり、前年同期を9割近く上回った。注目すべきはその中身だ。増益要因の約6割は研究用試薬を中心とする「バイオ産業支援事業」だが、約4割は先行投資を続けてきた「遺伝子医療事業」によるもので、腫瘍溶解性ウイルスHF10の契約収入が貢献した。バイオ産業支援事業の収入を活用して遺伝子医療事業を推進し、将来的に遺伝子医療事業で成長を加速するというのがビジネスモデルだ。実現への第一歩を踏み出した決算といえよう。
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バイオイメージング最前線、バイオフィルムの内部構造を見る新手法
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-27 0:35)
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多くの生物学者にとって大腸菌や酵母などの微生物はあくまで分子生物学的な「ツール」である。しかし自然環境においては、彼らには彼らなりのライフスタイルがあり、我々は彼らのある限られた特徴のみを最大化して利用しているにすぎない。自然界の微生物は、その8割ほどは“バイオフィルム”と呼ばれる集合体として存在しているともいわれる。このバイオフィルムで微生物は細胞外多糖や核酸などから成る細胞外マトリックスに囲まれた状態で存在し、周辺基質への定着性を増したり、生育に有利な微小環境を形作っているとされる。またバイオフィルムの形成により抗生物質などのストレスに対する耐性も増すことも知られ、微生物の制御という意味でも重要な研究対象といえる。
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審査報告書を読む、「ジャクスタピッドカプセル」 ロミタピドメシル酸塩
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-27 0:34)
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2016年9月28日、厚生労働省は「ホモ接合体家族性高コレステロール血症」を効能・効果として、AEGERION PHARMACEUTICALS(東京・港、中邑昌子代表取締役)の「ジャクスタピッドカプセル」(ロミタピドメシル酸塩)を承認した。
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キーパーソンインタビュー、第一三共研究開発本部オンコロジー統括部長の赤羽浩一常務執行役員らに聞く
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-27 0:32)
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第一三共は、2016年度から2020年度の中期経営計画期間中に特許が切れる降圧薬「オルメテック」(オルメサルタン)のパテントクリフを克服し、将来の屋台骨となる癌事業の確立を図る考えだ。癌事業の柱に掲げたのは、「抗体薬物複合体(ADC)」と「急性骨髄性白血病」の2つ。ADCでは既に独自の基盤技術を確立し、抗HER2抗体とトポイソメラーゼ阻害薬をリンカーでつなげたADCのDS-8201のフェーズI(のパート1)で良好な結果を得ている。2017年1月17日、第一三共研究開発本部オンコロジー統括部長の赤羽浩一常務執行役員、同部バイオ・癌免疫ラボラトリーの我妻利紀ラボラトリー長、同ラボラトリー第一グループの阿部有生グループ長に聞いた。
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特集、クライオ電子顕微鏡
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-27 0:31)
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クライオ電子顕微鏡(クライオ電顕、cryo-EM)と呼ばれる構造生命科学の新解析手法に注目が集まっている。クライオは“極低温”を意味する。解析対象の生体分子を凍らせた試料に電子線を照射して撮影する顕微鏡が、クライオ電顕だ。ここ数年の技術革新が連鎖的に発展し、蛋白質など生体分子の立体構造(3次元構造)を、原子レベルに近い高解像度で決定できるようになった。トップジャーナルで毎週、研究成果が発表されている。
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編集長の目、国内勢と対照的に業績堅調な欧米大手製薬
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-27 0:30)
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日経バイオテクONLINEでは、連載コラム「伊藤勝彦の業界ウォッチ」の中で、欧米大手製薬企業の2016年の決算の解説を2月7日から順次掲載している(オンラインのみに掲載)。21日までに、AbbVie社、Amgen社、Biogen社、Bristol-Myers Squibb(BMS)社、Celgene社、Eli Lilly社、Gilead Sciences社、Johnson&Johnson(J&J)社、Merck社、Pfizer社の米国企業10社と、英AstraZeneca社、英GlaxoSmithKline(GSK)社、スイスNovartis社、スイスRoche社、フランスSanofi社の欧州企業5社のオーバービューを掲載したが、15社中11社が増収と、欧米大手の業績はおおむね堅調だ。
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アクテムラと我が研究人生(第24回)、危機を救った大発明
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-27 0:20)
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1989年春、御殿場に新所長が赴任し、にわかに「選択と集中」の嵐が吹き荒れる中、「応用研に来ないか」と誘われた。85年4月に高田馬場に応用研究所が発足してからずっと所長を務めていた西井易穂さんから異動を勧められたのである。しかし、応用研の職務は、市販後製品に関する研究であり、異動すれば今担当している新薬研究のプロジェクトから離れることになる。私はそのことを恐れ、躊躇していた。
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日経デジタルヘルスより、シャープと鴻海、ヘルスケア・医療で合弁会社
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-27 0:13)
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シャープは2017年2月24日、鴻海精密工業の子会社であるFabrigene社との業務提携を発表した。シャープグループのヘルスケア・メディカル事業の一部を、同年3月1日付で持株会社1社と事業会社3社に分社化。そのうえで、持株会社に対してFabrigene社から出資を受け、同年3月31日付で合弁会社とする予定。
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Pennsylvania大学など、テストステロン補充療法について報告
from 日経バイオテクONLINE
(2017-2-27 0:05)
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米Pennsylvania大学などが進めてきたテストステロントライアル(T試験)の結果は、テストステロン低値の高齢者に対する1年間のテストステロン補充療法は、骨密度を上昇させ貧血を改善するが、冠動脈のアテローム斑の容積を増やすことを示した。また、テストステロン補充療法は認知機能には影響を及ぼさなかった。詳細は、JAMA Intern Med誌電子版に2本、JAMA誌電子版に2本の論文として、いずれも2017年2月21日に報告された。
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