パイプライン研究、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)治療薬
from 日経バイオテクONLINE
(2017-5-15 0:34)
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脂肪性肝疾患は、肝細胞に中性脂肪が沈着して肝障害を引き起こす病態である。脂肪滴を伴う肝細胞が全体の30%以上に認められる場合を脂肪肝という。脂肪肝については、これまではアルコール摂取によるものが多かったが、近年、糖尿病や肥満など生活習慣病を背景として脂肪性肝疾患を発症する臨床例が急増してきた。
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若手研究者の肖像(第25回)、理化学研究所イノベーション推進センター 村川泰裕 ユニットリーダー
from 日経バイオテクONLINE
(2017-5-15 0:33)
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研究者にとって、著名な科学雑誌に論文が掲載されるのは簡単なことではない。まして学生だったら…?理研のユニットリーダーを務める村川泰裕は、京都大医学部6年生だった2007年、プロテアソーム阻害薬のメカニズムの一部を解明した内容を、癌研究に関する科学雑誌のCancer Research誌に発表した。「京都大といえども、Cancer Research誌に発表できる論文を出せる医学生はめったにいない」と語るのは、村川の恩師である京都大医学研究科放射線遺伝学講座教授の武田俊一だ。
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リポート、ペット向けの再生医療
from 日経バイオテクONLINE
(2017-5-15 0:32)
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動物用医薬品とヒト用の医療用医薬品などに関する規制を定めた旧薬事法が改正され、2014年11月に医薬品医療機器等法(薬機法)が施行された。動物用医薬品の分類の中に、新しく「再生医療等製品」が設けられ、従来明確ではなかった動物用の再生医療等製品の承認申請のルールも定められた。動物向け医薬品の研究開発を手掛けている企業は口々に、「動物向けの再生医療等製品のハードルが大幅に下がった」と話す。
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特集、ゲノム編集技術の最新動向
from 日経バイオテクONLINE
(2017-5-15 0:31)
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生物の設計図であるゲノム情報を編集できるゲノム編集技術が発展し、生物の特性を高める“育種”の技術革新が目覚ましく進んでいる。人類が地球上の限られた環境や資源の中で永続的に繁栄していくために、ゲノム編集育種が大きな貢献をするとみられている。
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設立140年の日本化学会に初の女性会長
from 日経バイオテクONLINE
(2017-5-15 0:30)
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2018年度と2019年度の日本化学会の会長に、川合眞紀・自然科学研究機構分子科学研究所所長が就任することが内定した。2017年5月9日の理事会で承認されたことを、日本化学会が5月12日に発表した。1878年設立の同学会の会長に女性が着任するのは、今回が初めて。
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編集長の目、バイオエコノミーの勃興もたらすゲノム編集技術
from 日経バイオテクONLINE
(2017-5-15 0:30)
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バイオテクノロジーがもたらす経済活動を意味するバイオエコノミーという言葉が、国際的に注目されている。明確な定義は無いものの、地球環境問題や食糧問題に配慮しながら、産業を振興し経済を活性化するためにバイオマスやバイオテクノロジーを活用していこうという概念で、国などが政策に関して用いる場合が多い。代表的なものが経済協力開発機構(OECD)が2009年に発表した「2030年に向けてのバイオエコノミー:政策課題の設定」で、その中で加盟国における2030年のバイオエコノミーの規模を全国内総生産(GDP)の2.7%と予想している。日本でGDPの2.7%というと、食品産業や化学産業のシェアを上回る規模だ。
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アクテムラと我が研究人生、中外製薬史上初の栄誉の受賞
from 日経バイオテクONLINE
(2017-5-15 0:11)
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アクテムラが製造販売承認を受けたのは、定年退職して1年後の2005年だったことは前述した。適応症はキャッスルマン病で、日本に100人から150人の患者さんしかいない希少疾患である。薬価は原価計算方式によって決められるので赤字にはならないが、大きな収益は望めない。2003年3月に開催された社内会議において、私がGPL(グローバル・プロジェクト・リーダー)の立場で「製品化提案」の内容を説明した。最後の最後の会議まで承認申請の是非を巡って議論が交わされた。結局、可決に至ったのは、医師、患者らの強い要望に応えたということと、近い将来、関節リウマチ治療薬として適応拡大の申請が行われる公算が高かったことが大きな原動力となった。すなわち、この段階でCMC関連の審査を通過しておけば、次に関節リウマチへの適応症拡大の申請を行った際、その分審査期間が短縮されると目論んだのである。
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FDA、21世紀医療法での再生医療の迅速承認支援制度について説明
from 日経バイオテクONLINE
(2017-5-15 0:10)
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米食品医薬品局(FDA)生物製剤評価・研究センター(CBER)組織・先端治療部門(OTAT)のWilson W. Bryan部長は、2017年5月10日から米国ワシントンD.C.で開催されていた米国遺伝子細胞治療学会(ASGCT)の第20回年次総会「薬事規制に関する特別セッション」で講演し、「21st Century Cures Act(21世紀医療法)」に基づいて、新たに設けられた再生医療先端治療(Regenerative Medicine Advanced Therapy:RMAT)指定制度の最新状況について説明した。
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ベンチャー探訪、放射線治療の効果を高める増感剤開発のKORTUC
from 日経バイオテクONLINE
(2017-5-15 0:07)
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KORTUC(東京・中央、松田和之社長)は、固形癌に対する放射線治療の効果を高める放射線増感剤の開発を目指して2015年8月に設立されたベンチャー。元高知大学医学部教授兼付属病院放射線部長の小川恭弘氏(現高知大学名誉教授、神戸大学名誉教授、兵庫県立加古川医療センター院長)が開発したKORTUC(Kochi Oxydol-Radiation Therapy for Unresectable Carcinomas)という治療に用いる医薬品の開発を進めており、松田社長(写真)は本誌の取材に対して2017年2月に英国でフェーズIの臨床試験を開始したことを明らかにした。
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塩野義手代木社長、「先駆け審査指定のインフルエンザ薬は将来の柱に」
from 日経バイオテクONLINE
(2017-5-15 0:06)
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塩野義製薬は、2017年5月10日、2017年3月期の決算説明会を開催。同社の主力製品で高コレステロール血症治療薬「クレストール」(ロスバスタチン)の国内の特許が2017年12月に切れ、今期のクレストールの売り上げが減少する見込みだ。同社の手代木功社長は、現在開発中のパイプラインの進捗などについて説明し、新規の薬効のインフルエンザ薬S-033188などへの期待を示した。
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