伊藤勝彦の業界ウォッチ、大手海外企業の2017年第2四半期決算―米Gilead Sciences社、J&J社編
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-22 0:24)
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今回は、米Gilead Sciences社と米Johnson&Johnson(J&J)社について取り上げる。Gilead社はインターフェロン製剤の併用が必要ないインターフェロンフリーのC型肝炎治療薬を発売して快進撃を続けてきた。しかし、複数の競合品が上市された影響を受け、2桁の減収減益の厳しい決算となった。一方、J&J社は全体としては好調な決算。医療用医薬品、コンシューマー、医療機器の事業セグメントのすべてで、増収を達成した。
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寛和久満夫の深読み科学技術政策(182回)、日本の研究の危機的状況、その2
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-22 0:00)
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研究費以外に論文生産を低下させている要因が人材である。
日本の研究者数は、2016年時点で66.2万人(フルタイム当量〔FTE〕換算値:実際に研究に従事している時間から割り出した人数、実数は90.7万人)であり、中国の161.9万人(2015年)、米国の135.2万人に次ぐ、世界第3位の規模である。韓国の研究者数は、2010年以降、フランス(26.7万人)、イギリス(28.9万人)を抜いて、2015年現在で35.6万人と、ドイツ(35.8万人)にほぼ並んでいる。ほとんどの国では、研究開発費と同様、企業の研究者数が最も多いが、英国だけは大学の研究者数の方が多いのは特徴だ。
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Brexit後のEMA本部誘致に19カ国が希望
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-22 0:00)
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欧州委員会(EC)は、英国のEU離脱(Brexit)に伴い、EMA(欧州医薬品庁)本部が英国以外のEU加盟国のどこかに移転することを受け、加盟諸国に、EMA本部誘致を募集していたが、2017年7月31日に誘致国の希望を締め切ったが、19カ国が名乗りを上げた。ECが8月1日発表した。
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群馬大、コンディショナルKOマウスを1カ月で作製する技術を開発
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-22 0:00)
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群馬大学生体調節研究所ゲノム科学リソース分野の畑田出穂教授、堀居拓郎助教らのグループは、受精卵からの発生過程でCRISPR/Casのゲノム編集技術を2段階に分けて行うことで、対象臓器だけで標的の遺伝子を破壊できるコンディショナルノックアウトマウスを1カ月で作製できる技術を開発した。従来は、コンディショナルノックアウトマウスの作製には数年かかっていた。研究成果は、2017年8月11日、Scientific Reports誌に掲載された。
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山口大と東大、非天然アミノ酸の合成に役立つ基本技術
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-22 0:00)
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山口大学大学院創成科学研究科応用化学分野の西形孝司准教授らは、非天然型アミノ酸誘導体の合成に役立つ基本技術を開発した。Angewandte Chemie-International Edition誌(インパクトファクター11.994)にて2017年7月26日に論文発表した成果について8月21日にプレスリリースを出した。反応機構の解明を依頼された東京大学生産技術研究所物質・環境系部門の砂田祐輔准教授も共著者だ。
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伊藤勝彦の業界ウォッチ、大手海外企業の2017年第2四半期決算―米Merck社、米Pfizer社編
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-21 0:10)
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欧米の製薬企業の2017年第2四半期決算の発表が7月末から本格化している。今回は抗PD1抗体の「キイトルーダ」(ペンブロリズマブ)が前年同期から2.6倍増を達成した米Merck社、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)4、6阻害薬の「イブランス」(パルボシクリブ)や血液凝固阻止薬の「エリキュース」(アピキサバン)が躍進した米Pfizer社について報告する。
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厚労行政を斬る、ニッチ的新薬開発促進に特許制度の活用を
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-21 0:08)
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欧米既承認で国内未承認薬や未承認効能の開発を促進するために、新薬の薬価維持と抱き合わせで製薬企業に開発を義務付ける制度を設けたことで、製薬企業側の不満はあるものの、未承認薬解消の成果はある程度は上がったようである。
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ASCO、ステージIVの非小細胞肺癌に対する全身治療ガイドラインを改定
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-21 0:05)
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米臨床腫瘍学会(ASCO)は、ステージIVの非小細胞肺癌(NSCLC)に対する全身性の治療のガイドラインを改訂し、Clinical Oncology誌電子版に2017年8月14日に公表した。
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「APP過剰発現モデルがアルツハイマー病薬開発を混乱させた」
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-21 0:00)
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アルツハイマー病治療薬の開発は失敗続き。この原因の1つが、「アミロイド前駆体蛋白質(APP)遺伝子を過剰発現させて作出したモデルマウスにある」とする論文を、理化学研究所脳科学総合研究センター・神経蛋白制御研究チームの西道隆臣シニア・チームリーダーが、EMBO Journal オンライン版(2017年8月1日)に発表した。
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TRACON社、ネクサバールとの併用でHCC対象のPI/IIが好成績
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(2017-8-21 0:00)
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米TRACON Pharmaceuticals社は2017年8月16日、キメラ型IgG1抗CD105モノクローナル抗体であるTRC105について、「ネクサバール」(ソラフェニブ)との併用療法が進行肝細胞癌(HCC)対象のフェーズI/IIでポジティブな結果を示し、Clinical Cancer Research誌の8月15日版(Volume 23, Issue 16, pages 4633-4641)に掲載されたと発表した。同試験は米国立癌研究所(NCI)が実施した。
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