東京医歯大、京都府医大、山梨大、膵癌EMTを抑制するmiRNAを報告
from 日経バイオテクONLINE
(2017-7-10 0:08)
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東京医科歯科大学難治疾患研究所・分子細胞遺伝分野の村松智輝助教、稲澤譲治教授、京都府立医科大学大学院医学研究科消化器外科学の平本秀一大学院生、大辻英吾教授、山梨大学医学部外科学講座第一教室の市川大輔教授らの研究グループが、膵癌細胞の上皮間葉転換(EMT)を抑制するマイクロRNA(miRNA)2種を発見、Scientific Reports誌2017 年6月21日オンライン版に発表した。このmiRNAが発現すると患者の予後が改善されている可能性があり、同グループでは予後マーカーや治療増強剤としての可能性を検討することにしている。
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厚労省、ゲノム編集利用する臨床研究の研究班を設置へ
from 日経バイオテクONLINE
(2017-7-10 0:00)
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厚生労働省は、2017年7月5日、第20回厚生科学審議会再生医療等評価部会を開催。同部会で、厚生労働特別研究事業「ゲノム編集技術を取り入れた遺伝子治療等臨床研究における品質、安全性確保等に関する研究」を実施することが報告された。同研究では、臨床研究の計画書の記載事項や内容、添付資料などの細目の内容を検討する。
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岡山大松岡氏、慢性GVHDに対する低用量IL2の治験で有望な結果
from 日経バイオテクONLINE
(2017-7-10 0:00)
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「造血幹細胞移植後の慢性移植片対宿主病(cGVHD)に対する低用量IL2の効果を検証する医師主導フェーズ?/?a治験で、投与した12例全例で制御性T細胞(Treg)の増加が確認できた。皮膚や関節の可動域制限が改善した例や酸素を減量できるほど肺症状が軽減できた症例を経験しており、今後、長期追跡結果をまとめて次の開発ステージに進めていきたい」──。岡山大学血液・腫瘍内科講師の松岡賢市氏は、IL-2製剤テセロイキンの医師主導治験で良好な結果が得られていることを紹介した。
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Oxford大発企業、Novartis社のCART製品向けにベクターを供給
from 日経バイオテクONLINE
(2017-7-10 0:00)
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英Oxford BioMedica社は、2017年7月6日、スイスNovartis社と契約を結び、Novartis社のCTL019(tisagenlecleucel)や他のCART製品(製品名は公開されていない)の製造に用いられるレンチウイルスベクターを供給することになったと発表した。
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米Merck社、多発性骨髄腫でキイトルーダの3件の臨床試験が差し止め
from 日経バイオテクONLINE
(2017-7-10 0:00)
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米Merck社は2017年7月5日、多発性骨髄腫を対象に、抗PD1抗体「キイトルーダ」(ペムブロリズマブ)の併用療法を評価している3件の臨床試験について、米食品医薬品局(FDA)が臨床試験差し止めとしたことを明らかにした。差し止めとなったのは、KEYNOTE-183、KEYNOTE-185、KEYNOTE-023の各試験。
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BMS社、オプジーボが悪性黒色腫の再発予防でヤーボイより優越
from 日経バイオテクONLINE
(2017-7-10 0:00)
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米Bristol-Myers Squibb社は2017年7月5日、癌免疫療法薬「オプジーボ」(ニボルマブ)が根治切除後の高リスク悪性黒色腫患者に対する術後補助療法としての有用性を評価するフェーズIII(CheckMate-238、NCT02388906)で、主要評価項目を達成したと発表した。標的の異なる癌免疫療法薬「ヤーボイ」(イピリムマブ)を実薬対照とする無作為化二重盲検試験の中間解析で、無再発生存期間の優越性が検証された。
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【機能性食品 Vol.294】、ビッグデータAI農業とゲノミックセレクション、東大などがカンキツの論文発表
from 日経バイオテクONLINE
(2017-7-7 10:06)
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まずは、機能性表示食品のアップデイトから。この1週間での更新は、6月30日(金)と7月5日(水)の2回でした。
2017年度のCシリーズは7件増えて52件になりました。
これで機能性表示食品の届け出件数の合計は、初年度である2015年度の届け出を意味する「Aシリーズ」が282件(310件から撤回の28件を差し引き)、2年目の2016年度の届け出を意味する「Bシリーズ」の616件(620件から撤回の4件を差し引き)との合計で、950件になったかと思います。
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【日経バイオテクONLINE Vol.2719】、“法律に則った自由診療の再生医療”の分かりにくさ
from 日経バイオテクONLINE
(2017-7-7 8:00)
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おはようございます。日経バイオテクの久保田です。本題に入る前に少しだけ告知を。開催が来週に迫った、本誌主催のセミナー「ゲノム編集が生み出す新ビジネス」のお知らせです。国内では、ゲノム編集(操作)技術をベースとしたベンチャー企業が複数立ち上がっていますが、今回のセミナーでは、そのうち4社から講演をいただくことになっています。私もパネルディスカッションに参加します。ぜひ、お越しください。
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東京医科歯科大、エイズウイルス感染成立に必須の宿主側制御因子を発見
from 日経バイオテクONLINE
(2017-7-7 3:00)
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東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科・ウイルス制御学分野の武内寛明氏、山岡昇司氏らのグループは、2017年7月7日、エイズウイルスの感染を成立させる宿主側の制御因子を突き止めたと発表した。感染細胞内のリン酸化酵素MELK(Maternal Embryonic Leucine Zipper Kinase)であることを特定した。変異しやすいウイルス由来の酵素蛋白質ではなく、宿主側の酵素蛋白質を標的とする治療法開発への応用が期待される。研究成果は、2017年7月6日付のPLOS Pathogensオンライン版に発表された。
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米FDA長官がGE開発・使用促進策強化に意欲を示す背景
from 日経バイオテクONLINE
(2017-7-7 0:42)
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米食品医薬品局(FDA)は、既報の通り、2017年6月27日、社会問題化している医薬品価格への対応策として、特許切れ医薬品のリストを公表しジェネリック医薬品(GE)の開発を促すことやGE審査の迅速化を図ることを内容とする対策を明らかにしたが、そこには、5月11日に就任して間もないScott Gottlieb長官の医薬品価格を下げるためにGE促進によって医薬品市場の競争を活発化しようと強い意欲を示していることが浮き彫りにされている。
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