ペプチドリーム、国がんがPETイメージング用放射性医薬候補品の特定臨床研究開始
from 日経バイオテクONLINE
(2024-6-7 7:00)
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ペプチドリームは2024年6月4日、淡明細胞型腎細胞がん患者を対象に64Cu-PD-32766を投与する特定臨床研究において、最初の患者への投与を実施したと発表した。64Cu-PD-32766は、自社の研究開発から創出されたペプチドPD-32766を64Cuで標識したものだ。ペプチドリームの自社創製品が臨床研究に進むのは今回が初めて。国立がん研究センター東病院がPD-32766の64Cu標識と64Cu-PD-32766の投与を実施している。
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米DURECT社、larsucosterolが重症アルコール性肝炎で画期的治療薬に指定
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(2024-6-7 7:00)
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エピジェネティック修飾薬の開発を手掛ける米DURECT社は2024年5月21日、larsucosterol(DUR-928)が重症アルコール性肝炎(AH)の適応で米食品医薬品局(FDA)により画期的治療薬に指定されたと発表した。FDAは、第2b相臨床試験(AHFIRM試験)のデータを根拠に指定を決定した。同社は、FDAの助言を取り入れながら第3相試験を準備している。
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ベンチャー探訪、アンチキャンサーテクノロジズ、がんの根治療法目指し抗体医薬などを開発中
from 日経バイオテクONLINE
(2024-6-7 7:00)
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アンチキャンサーテクノロジズ(東京・千代田、西野輝泰代表取締役)は、東京医科歯科大学高等研究院卓越研究部門制がんストラテジー研究室の中山敬一特別栄誉教授の研究成果を基に2023年9月に設立された、東京医科歯科大学発のスタートアップだ。中山特別栄誉教授は、組織幹細胞の細胞周期の制御メカニズムや、慢性骨髄性白血病(CML)などを対象とした細胞増殖とユビキチン蛋白の関係などについて研究してきた。長年の基礎研究によって得た成果を生かし、がんの根治に向けた新たな医薬品の創製を目指している。
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厚労省やPMDA、日本のドラッグラグ・ドラッグロス解消へBIO 2024でトップが売り込み
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(2024-6-7 7:00)
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2024年6月3日から米国サンディエゴで開催されている「BIO International Convention(BIO 2024)」に厚生労働省や医薬品医療機器総合機構(PMDA)の幹部が参加し、国内のドラッグラグ・ドラッグロスの解消へ向けトップが売り込みを始めた。製薬企業やスタートアップ、ベンチャーキャピタル(VC)などが世界中から集まる機会を活用し、日本市場の魅力や日本の薬事・薬価制度などについてアピールする。
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QST、開発中のPET薬剤でパーキンソン病患者などの脳内αシヌクレイン病理を可視化
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(2024-6-7 7:00)
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量子科学技術研究開発機構(QST)量子医科学研究所脳機能イメージング研究センターの遠藤浩信主任研究員、QST量子生命科学研究所の小野麻衣子研究員らの研究グループは、αシヌクレインの沈着を検出するPET薬剤18F-C05-05を開発し、αシヌクレインの沈着病変を、患者の生体脳で世界で初めて可視化したと発表した。また、αシヌクレインの沈着量が、パーキンソン病(PD)患者などの運動症状の重症度と密接に関連していることも報告した。この成果は、Neuron誌のオンライン版に2024年6月6日に掲載された。
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JDRF、1型糖尿病に対する疾患修飾療法の臨床試験の代替評価項目としてC-ペプチドが有用と論文発表
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(2024-6-7 7:00)
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1型糖尿病に対する研究を支援する非営利組織である米Juvenile Diabetes Research Foundation(JDRF)の研究者たちは、2024年5月20日、1型糖尿病に対する疾患修飾療法候補に関する臨床試験では、C-ペプチド値が代替評価項目として有用であるとする論文をDiabetes誌2024年6月号に報告した。
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CiRA・金子教授ら、GVHD抑制能を持つiPS細胞由来Treg様細胞の作製に成功
from 日経バイオテクONLINE
(2024-6-7 7:00)
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京都大学iPS細胞研究所(CiRA)などの研究チームが、ヒトiPS細胞から作製したCD4陽性制御性T細胞(Treg)様細胞を使い、マウスの移植片対宿主病(GVHD)の進行を抑制することに成功したと発表した。論文は2024年6月7日、Cell Stem Cell誌に掲載された。
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米ADDF、カナダのグループがアルツハイマー病対象LM11A-31-BHSの第2相で安全性と忍容性を確認と発表
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(2024-6-6 7:00)
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カナダWestern Universityの研究者らは、神経保護薬候補であるLM11A-31-BHSを軽症から中等症のアルツハイマー病患者に投与した二重盲検のランダム化第2a相試験で得られた好結果をNature Medicine誌電子版に2024年5月17日に報告した。米Alzheimer's Drug Discovery Foundation(ADDF)から資金提供を受けて実施されている本試験は、抗アミロイド治療を補完する治療になると期待されているもので、ADDFが2024年5月17日、発表した。
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エンハーツはHER2超低発現乳がんでも6割超える客観的奏功率、第一三共がASCO説明会で明らかに
from 日経バイオテクONLINE
(2024-6-6 7:00)
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第一三共は2024年6月4日、米臨床腫瘍学会(ASCO)での発表に関連する説明会を開催した。2024年5月31日から6月4日にかけてシカゴで開催されたASCO2024で、第一三共は「エンハーツ」(トラスツズマブデルクステカン、T-DXd)やダトポタマブデルクステカン(Dato-DXd)など、8つのアセットに関する30以上のプレゼンテーションを行った。
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1.5年に1つの新薬など目指すドイツMerck社、自社創製こだわらず協業も積極的に
from 日経バイオテクONLINE
(2024-6-6 7:00)
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ドイツMerck(メルク)社は2022年から、「平均1.5年ごとに1つの新製品の発売または新しい適応症の取得を目指す」という目標を掲げている。これを達成するための施策の1つとして、最近では外部企業との提携を積極的に増やしている。将来的には、製品の半分が外部による創製品、半分が自社創製品になる見込みだ。Merck社ヘルスケアビジネスのGlobal R&D Head・Chief Medical Officerで医師のDanny Bar-Zohar氏が2024年4月18日に本誌の取材に応じ、具体的な研究開発投資額と回収の考え方、提携して注力するモダリティ、抗体薬物複合体(ADC)を含むがん領域の研究開発などについて語った。
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