富士フイルムが中期経営計画を発表
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-31 0:00)
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富士フイルムホールディングスは2017年8月30日、2017年度から3年間の中期経営計画「VISION2019」を発表、記者会見を開催した。新計画では、2019年度に売上高2兆6000億円、営業利益2300億円を目指しており、達成すれば営業利益については、過去最高を更新することになる。古森重隆会長CEOは、「これまで4回の中期経営計画を立てたが、今回は事業構造の転換が終わり、新しい事業が収益に結びつき始めている。今までと違った充実感がある。期待していただいていい中計」と自信を見せた。
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【日経バイオテクONLINE Vol.2752】、リキッドバイオプシーとNGSと癌薬物療法
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-30 8:00)
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癌は単一クローンの集塊ではなく、遺伝子が変異した多様な細胞クローンで構成されています。治療感受性のクローンもあれば、抵抗性のクローンも混じり合って“生活”しています。ある治療を行うと感受性のクローンは減少しますが、抵抗性のクローンは存続し、増殖を続けることになります。切れ味鋭い分子標的治療薬が治療しているうちに効かなくなる最大の要因とされています。
感染症の治療では、“薬と菌のイタチごっこ”などと言われてきましたが、癌治療ではむしろイタチごっこは大歓迎です。なぜならば、イタチごっこをしているうちに天寿を全うしてしまえば、それは癌に勝ったということになるからです。
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日本と米国のビジネス戦略考、先物買い上手の米Gilead社、CART療法のKite社を買収へ
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-30 6:47)
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晩夏のヘルスケア業界に、大ニュースが飛び込んできた。米Gilead Sciences社が、キメラ抗原受容体T細胞(CART)療法など、遺伝子組換えT細胞(Engineered T-Cell)療法の開発を手掛ける米Kite Pharma社を総額119億ドル(約1兆3000億円)で買収するという。順調に行けば、2017年第4四半期にも買収が完了する見通しだ。
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特集連動◎国内の核酸医薬の研究開発状況、塩野義製薬、核酸医薬の研究開発を本格化、創薬基盤を構築へ
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-30 0:10)
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低分子薬で培ったケミストリーの技術、ノウハウを生かし、核酸医薬の実用化を目指す塩野義製薬。核酸医薬の研究をスタートさせた狙いや、想定される対象疾患などについて、医薬研究本部長の塩田武司執行役員、創薬疾患研究所バイオ医薬部門核酸医薬グループリーダーの釘宮啓主幹研究員が、2017年7月27日、本誌の取材に応じた(関連特集)。
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成育医療センターが国内初のES細胞を用いた治験を開始へ
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-30 0:00)
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国立成育医療研究センターの梅澤明弘研究所副所長らは、2017年度中にヒト胚性幹細胞(ES細胞)を用いた国内初の医師主導治験を開始する。現在、医薬品医療機器総合機構(PMDA)との相談を続けており、重度の高アンモニア血症の患者を対象に5例の実施を目指す。
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GSK社、喘息とCOPDの管理でデジタルヘルス機器の商品化を目指す
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-30 0:00)
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呼吸器疾患患者の転帰を向上させるデジタルソリューションを提供している米Propeller Health社は、2017年8月24日、英GlaxoSmithKline社(GSK社)と2015年に結んだ協力契約を拡大し、GSK社の「エリプタ」吸入器向けにPropeller社が開発したクリップオンセンサーとソフトウエアについて、商品化を検討することになったと発表した。
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ToMMo、2万人超分の疑似的再構成による全ゲノム情報などの分譲を開始
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-30 0:00)
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東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)などは、国内のアカデミアと企業の研究者を対象に、約2万3000人分の生体試料とゲノム情報などの分譲を開始する。ToMMoや岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構(IMM)が、2017年8月28日、記者会見を開催。日本人のSNP 解析用DNAマイクロアレイ「ジャポニカアレイ」を利用して解析したことで、疑似的再構成(インピュテーション)による2万3000人分の全ゲノム情報も分譲可能となった。ToMMoの山本雅之機構長は、「分譲したデータを利用して得た知的財産権は、分譲先に帰属する」と強調し、研究者への利用を促した。
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北海道大、イヌの癌免疫療法に有効な免疫チェックポイント阻害薬を開発
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-30 0:00)
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北海道大学大学院獣医学研究院の今内覚准教授、同動物医療センターの高木哲准教授らのグループは、イヌの癌治療に応用可能な免疫チェックポイント阻害薬としてラット-イヌキメラ抗PD-L1抗体を開発した。東北大学、扶桑薬品工業との共同研究で、本キメラ抗体が癌を発症したイヌに複数回投与可能で、腫瘍退縮と延命効果、並びに副作用がないことを確認した。本研究成果は、英国時間2017年8月21日のScientific Reportsオンライン版に掲載された。
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【日経バイオテクONLINE Vol.2751】、Wmの憂鬱、ゲノム編集の以外な落とし穴、鶴岡実習elegy
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-29 8:00)
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さて今回のメールでは、タカラバイオの全面的な支援で実現したゲノム編集の実習実験の詳細をお伝え致しましょう。ある種、ミッションインポッシブルを、タカラバイオは実現しました。このプロトコールなら皆さんも、ゲノム編集が簡単だ(実は実習の成功者は素人ながら50%)と実感できるはずです。最大の問題は実習の期間が1日半しかなかった時間の壁でした。
ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。Wmの憂鬱Premiumサイト( https://bio.nikkeibp.co.jp/wm/ )からならお得な料金(個人カード払い限定、月間500円で読み放題)で購読いただけます。以前のバックナンバーもまとめてお読みいただけます。
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食品科学工学会が湘南で開幕、ウナギの塚本教授が特別講演
from 日経バイオテクONLINE
(2017-8-29 6:00)
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日本食品科学工学会第64回大会が2017年8月28日、日本大学湘南キャンパスで開幕した。会期は8月30日まで。例年1400人を超える参加者が集まる。初日は受賞講演や特別講演、シンポジウムの一部が行われた。特別講演は、日本大学生物資源科学部海洋生物資源科学科ウナギ学研究室の塚本勝巳教授が「研究者という生きもの」というタイトルで行い、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の調査船しんかい6500を用いて2017年5月にマリアナ海溝で行ったウナギ調査の成果の一端を紹介した。環境DNAも大量に検出できたという。詳しくは、9月16日23時からNHK教育テレビジョン(NHK Eテレ)で放映の番組で発表する。
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