World Trend欧州、EMAの移転先はアムステルダム、人材維持などの課題も
from 日経バイオテクONLINE
(2017-12-4 0:38)
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英国の欧州連合(EU)離脱に伴う欧州医薬品審査庁(EMA)の移転先が、オランダのアムステルダムに決まった。交通の便がよく、英語が広く使われる国際都市に決まったことで関係者はひとまず胸をなで下ろしているが、2019年3月末の期限までにスムーズに移転し、さらにその後の業務を遅滞なく実行するには課題も多い。
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検証 企業価値、死の谷に架ける橋(MediciNova)
from 日経バイオテクONLINE
(2017-12-4 0:36)
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日立、パナソニック、NTT……、2010年以降米ニューヨーク証券取引所から撤退し、東京証券取引所との同時上場を解消した日本の大手企業だ。同時上場は維持コストが高く、株式以外でも社債などでグローバルな資金調達が可能な昨今、大企業の重複上場解消は世界的なトレンドでもある。一方で、医薬品の開発に成功しなければ収益基盤さえも危ういバイオベンチャーにとっては、株式での資金調達需要は旺盛で、日米同時上場に魅力も高まる。だが、現在のところ、日米同時上場を行っている唯一のバイオベンチャーが、米MediciNova社だ。
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機能性食材研究(第48回)、クワ(桑)
from 日経バイオテクONLINE
(2017-12-4 0:35)
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クワは、クワ科クワ属の総称で、熱帯から温帯に広く分布する。カイコの餌として重要な作物で、果樹としても利用される。今回の機能性食材研究では、クワの葉にに着目する。クワの葉は、大麦若葉、ケール、明日葉などとともに、青汁の原料として利用される。青汁の原料には、これら植物の葉や、クロレラ、スピルリナ、ユーグレナなどの藻類が用いられており、日本市場は年800億円規模。そのうちクワの葉を原料とする青汁などの商品市場は年100億円前後のようだ。クワの葉を原料とする青汁の大手は、豊玉香料(東京・中央)の子会社トヨタマ健康食品や、ミナト製薬(東京・中央)など。それぞれ無農薬で栽培されたクワの葉を原料に用いており、栽培面積は数十万m2(数十ha)規模のようだ。
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パイプライン研究、筋萎縮性側索硬化症治療薬
from 日経バイオテクONLINE
(2017-12-4 0:34)
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筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)は主に中年以降に発症する全身の運動神経が侵される疾患である。米国では野球のメジャーリーグの人気選手であったLou Gehrigが罹患したことから別名「ルー・ゲーリッグ病」とも呼ばれる。ALSは1869年に、フランスの脳神経内科医Jean-Martin Charcotによって報告された。Charcotは、運動がしにくくなって筋肉が痩せてくる患者の中で、運動に関係する脊髄部位に限り病理的な変化を認めた症例にその病名を付けた。
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若手研究者の肖像(第32回)、東京大学大学院農学生命科学研究科 宮道和成 特任准教授
from 日経バイオテクONLINE
(2017-12-4 0:33)
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脳での認識がどのように行動に結び付いていくのか。東京大学大学院農学生命科学研究科の宮道和成特任准教授は、生きたままマウスの脳の機能を観察する実験系を構築。現在は匂いの一種であるフェロモンについて、特定のフェロモンに曝露した際に、脳のどの領域が働くのかに関する研究を手掛けている。「ヒトにはフェロモン受容体はないが、情動、感情の制御は行っている。その仕組みを解明するためにマウスのフェロモンの研究は役立つ可能性がある」と宮道は力を込める。
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リポート、CRISPR/Cas9の世界の特許動向
from 日経バイオテクONLINE
(2017-12-4 0:32)
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2012年にCRISPR/Cas9によるゲノム編集技術が発表されてから早5年。染色体上にある遺伝子配列の置換や欠損、外来遺伝子の導入が安価で正確に、しかも誰でも高効率に実施できることから、同技術の利用が世界中で急拡大している。特許調査会社のスイスIPStudies社は、2012年に同技術が発表されてからこの5年間(2017年8月末まで)で、CRISPR/Cas9に関連する特許出願数(公開特許)が1724ファミリー(特許群)に達したと報告している。
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特集、微生物を利用した物質生産
from 日経バイオテクONLINE
(2017-12-4 0:31)
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米国で、合成生物学を利用し、微生物に新規の物質を産生させようとするベンチャー企業が増加しており、それらの企業が調達する資金も大規模になっている。米国の合成生物学に関わる起業家や投資家などが集まるコミュニティーsynbiobetaの発表によると、2016年に合成生物学に関連する33の企業が調達した資金の合計は、9億ドル(約1000億円)だった。
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編集長の目、米国で高まる合成生物学への投資熱
from 日経バイオテクONLINE
(2017-12-4 0:30)
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今号の特集では、微生物を利用した物質生産を取り上げた(4ページ)。古くから発酵学として発展し、ビタミンやアミノ酸、医薬品原料、汎用化学品としてはアクリルアミドなど、実際に商業化された製品も多数ある分野だが、ゲノミックス、メタボロミックスといった解析技術や、ゲノム編集技術、DNA合成技術、DNA設計技術などの進展を背景に、この世界が大きく様変わりする可能性がある。変異育種や遺伝子組換えにより、微生物が持つ特定の代謝経路を改良して、特定の代謝物の産生量を増やすのが従来の手法とするならば、新しいコンセプトでは微生物に複数の遺伝子を一度に導入してこれまでに無かった代謝経路や代謝物を作り出す。そんな時代を視野に入れて、国内外で様々な研究開発プロジェクトが動きだしている。
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『民藝』2017年12月号が刊行されました。
from 日本民藝協会
(2017-12-3 10:54)
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『民藝』最新号は特集「愛媛民藝館開館50年記念特集」です。 最新号目次はこちら
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【機能性食品 Vol.313】、1200億円市場拡大目指す内閣府SIP次世代機能性の公開シンポに600人
from 日経バイオテクONLINE
(2017-12-1 10:30)
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今回のメールでは昨日(2017年11月30日)都内で開かれた、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「次世代農林水産業創造技術(アグリイノベーション創出)」のうちの「次世代機能性農林水産物・食品の開発」の公開シンポジウム「得られた成果とさらなる発展に向けて」について紹介します。定員が600人を超える会場が満席になり、注目度が高いのだと改めて感じました。
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