検証 企業価値、ADC技術で復権なるか(第一三共)
from 日経バイオテクONLINE
(2017-9-25 0:36)
|
証券アナリストとして、第一三共は分析に悩む会社の1つである。失敗が多いにもかかわらず独自パイプラインが連綿と生み出され続けるからだ。10年前の第一三共は、抗血小板薬エフィエントと抗凝結薬エドキサバンという、静脈および動脈の血栓治療薬を併せ持つ唯一の会社として投資家の注目を集めていた。だが、エフィエントは既に米国で後発品が参入し、エドキサバンはラベル制限などの理由により米国での売上高は極めて小さい。さらに、インドのRanbaxy Laboratories社(現インドSun Pharmaceutical Industries社)買収に伴う様々な問題は株式市場を悩ませた。
|
バイオイメージング最前線(第23回)、油滴表層の可視化で解明、微細藻のオイル高生産能
from 日経バイオテクONLINE
(2017-9-25 0:35)
|
現在我々は、動物や植物細胞に比べてはるかに小さい単細胞性微細藻類(直径2から3μm)ナンノクロロプシスについて研究している。このサイズは教科書的な真核細胞のミトコンドリア長径と近い値である。しかもその微細な細胞内の大部分は、巨大な葉緑体と油滴(オイルを蓄積するためのオルガネラ、後述)で占められ、残りの部分にその他のオルガネラが収まっている(図1)。透過型電子顕微鏡を用いれば詳細に細胞内構造を見ることができるが、それでもやはり、動的な生命現象を解明するには生きた細胞を対象としたイメージングを試みる価値と必要性があるのは、観察対象がどの生物であれ同じである。
|
審査報告書を読む、「アメナリーフ錠」 アメナメビル
from 日経バイオテクONLINE
(2017-9-25 0:34)
|
2017年7月3日、マルホは「帯状疱疹」を効能・効果として、アメナメビルを有効成分とする「アメナリーフ錠」の製造販売承認を取得した。アメナメビルは、ヘルペスウイルスのDNA複製に関与するヘリカーゼ・プライマーゼ複合体の活性を阻害することで、抗ウイルス作用を示すと考えられている薬剤で、アステラス製薬によって創製された。マルホは、2012年8月にアステラス製薬と、アメナメビルの開発・販売で提携。米国で、健康成人を対象としたフェーズIが実施されたものの、因果関係が否定できない重篤な血小板減少症等が認められたことから、2011年2月に開発が中断された。その後マルホは、非臨床試験および国内での臨床試験で取得した安全性のデータ等を踏まえ、帯状疱疹に対する開発を進めた。なお海外では、米国での開発中断以降、欧州で健康成人を対象としたフェーズI(臨床薬理試験)が実施されたが、2017年3月時点において、開発は再開されていない。
|
研究室探訪(第16回)、“泉都・別府市”をゲノム医療で健康増進の聖地に
from 日経バイオテクONLINE
(2017-9-25 0:33)
|
大分県第2の都市、別府市――。言うまでもなく国内屈指の温泉観光地だ。源泉数2300は、日本国内の源泉の1割に相当し、訪れる観光客は年間約800万人で、泉都の異名を取るのも頷ける。湯治を目的に訪れる観光客も多い。そこに目をつけた九州帝国大学が温泉治療研究所を設置したのは1931年。幾度かの組織改革を経て、5つの診療科を擁する今日の九州大学病院別府病院の陣容となったのは2011年のことだ。
|
リポート、2018年度バイオ関連予算の概算要求
from 日経バイオテクONLINE
(2017-9-25 0:32)
|
財務省は2017年9月6日、各省庁からの2018年度予算の概算要求を集計し、その結果を発表した。一般会計は100兆9586億円と、4年連続で100兆円の大台を超えた。2017年度予算額と比較すると3兆5039億円の増額となった一方、2017年度予算の概算要求の101兆4707億円と比較すると約5000億円の減額となったが、国債の利払い費を積算する際の想定金利を低く見込んだためで、予算の膨張は進んでいる。
|
JCRファーマ、メディパルと提携しBBB通過型医薬を米国で開発へ
from 日経バイオテクONLINE
(2017-9-25 0:19)
|
JCRファーマと、医薬品卸大手のメディパルホールディングスは、2017年9月22日、業務資本提携を発表したことを受け、都内で記者会見を開催。JCRファーマの芦田信会長兼社長と、メディパルの渡辺秀一社長はともに、メディパルが、JCRファーマの研究開発力を評価していることが、今回の提携につながったと説明した。また、会見の中で、芦田会長は、将来に向け、遺伝子治療の研究に着手していることを明らかにした。
|
なぜ中堅製薬企業は、提携先に医薬品卸を選んだのか?
from 日経バイオテクONLINE
(2017-9-25 0:14)
|
JCRファーマは、2017年9月21日、メディパルホールディングスと業務資本提携を結ぶと発表した。メディパルは、英Glaxo SmithKlein社がグループを通じて保有していた株式の大部分を取得し、発行済み株式総数の22.99%を保有することで、JCRファーマの筆頭株主となる。同時に、JCRファーマを持分法適用会社とする。2017年9月22日に開催されたJCRファーマと、メディパルの記者会見での一問一答は以下の通り。
|
バイオ村の住民投票、ノーベル賞予想、生理学・医学賞は本庶氏が断トツ、癌免疫療法が濃厚か
from 日経バイオテクONLINE
(2017-9-25 0:12)
|
日経バイオテク編集部では、2017年9月7日から21日にかけて、第4回バイオ村の住民投票と題して、読者を対象に2017年のノーベル生理学・医学賞、ノーベル化学賞の受賞者に関する調査を実施した。有効投票数は208票。
|
シンバイオ、ベンダムスチン液化製剤の日本国内独占権を取得
from 日経バイオテクONLINE
(2017-9-25 0:00)
|
シンバイオ製薬は2017年9月20日、米Eagle Pharmaceuticals社とベンダムスチン液剤製品(Teva社の米国製品名「BENDEKA」)の日本における開発・商業化の独占的ライセンス契約を締結した。シンバイオが「トレアキシン」の製品名で販売している凍結乾燥注射剤から液化製剤への切り替えを進め、2021年上半期にRTD(Ready To Dilute)製剤の発売、順次、急速静注用のRI(Rapid Infusion)製剤の市場投入を目指す。
|
FDA、癌の治療薬として初のバイオシミラーを承認
from 日経バイオテクONLINE
(2017-9-25 0:00)
|
米食品医薬品局(FDA)は2017年9月14日、「アバスチン」(ベバシズマブ)のバイオシミラーである「Mvasi」(ベバシズマブ-awwb)を複数の癌種の治療薬として承認した。Mvasiは、癌の治療薬として米国で承認された初のバイオシミラーとなる。
|