インテグリカルチャー、人工培養肉の生産コストを2000ドル/kgに削減
from 日経バイオテクONLINE
(2018-8-9 8:00)
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独自の細胞培養技術で培養肉を開発しているインテグリカルチャー(東京・文京)は、人工培養肉の生産コストを2000ドル/kgにまで引き下げことに成功した。今後プラントメーカーなどと協力して大量生産技術を開発することで、2026年頃までには生産コストを2ドル/kgに引き下げることを目指す。同社の羽生雄毅社長が、「Smart Kitchen Summit Japan 2018」(2018年8月8日、9日:主催シグマクシス)で明らかにした。
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米研究者ら、気道上皮に新型の細胞“肺イオノサイト”を発見
from 日経バイオテクONLINE
(2018-8-9 8:00)
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ヒトとマウスの気道上皮で、これまで存在すら知られていなかった新しい型の細胞が発見された。「肺イオノサイト:pulmonary ionocytes」と名付けられた1%程度しか存在しない希少細胞で、遺伝性疾患である嚢胞性線維症に深く関与している可能性が示された。米Massachusetts General HospitalのJayaraj Rajagopal氏ら、並びに米Harvard Medical School(HMS)のAllon M. Klein氏らと米Novartis Institute for BioMedical Research(NIBR)のAron B. Jaffe氏ら共同研究グループがそれぞれ独自に同定した。2018年8月1日のNature誌オンライン版で、双方の研究成果が発表された。
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【日経バイオテクONLINE Vol.2983】、Wmの憂鬱、期待の抗癌細胞治療、CART細胞の謎
from 日経バイオテクONLINE
(2018-8-9 8:00)
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CD19という抗原を発現する白血病の特効薬となるCART細胞が、我が国でも来年春には商品化される見通しとなりました。治験では8割から9割の患者で寛解(白血病細胞消失)となった治療効果は、白血病治療を完全に変えてしまうでしょう。しかし、CART細胞には1つ不可解な謎が残っています。8月1日から3日、岡山市で開催された第22回日本がん免疫学会でこれが指摘されました。私もうかつにも気が付かなかった謎を、本日はご紹介いたしましょう。
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【GreenInnovation Vol.361】、アグリバイオ最新情報【2018年7月】のハイライト
from 日経バイオテクONLINE
(2018-8-9 8:00)
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国際アグリバイオ事業団(ISAAA)は、2018年6月26日にマニラのAcacia Hotelで報道関係者に向けて、2017年度(ISAAA Brief53)商業化バイオテク/ 遺伝子組換え(GM)作物の世界的状況に関する年次発表を行った。理事長のPaul Teng博士は、GM栽培地域は今後、世界的に拡大することが予想され、世界各地の新しいGM作物や形質が開発計画に入っていると付け加えた。Teng博士は規制の重要性を強調し、「科学に基づく規制は非常に重要であり、科学を使うことができなければ、立つべき根拠はない」とし、また、「何が信頼できるものであるかを示すツールとして、科学だけが私たちが今のところ持っているものである」とも述べている。Teng博士は、GM作物がもたらす世界的な影響、経済的利益、将来の見通しなどの報告を発表した。同氏は、2017年にはGM作物栽培面積が世界で189.8百万ヘクタールと過去最高を記録したことを報告した。また、開発途上国のGM作物栽培面積は、100.6百万ヘクタールで、先進工業国の89.2百万ヘクタールを超えた。
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国際アグリバイオ事業団、アグリバイオ最新情報【2018年7月】
from 日経バイオテクONLINE
(2018-8-9 8:00)
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(編集部注)この記事は、国際アグリバイオ事業団(ISAAA)によるアグリバイオ最新情報【2018年7月】から話題を抜粋し、日本語訳を掲載したものです。
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英ReViral社、RSV感染症の治療薬開発を促進へ
from 日経バイオテクONLINE
(2018-8-9 8:00)
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英ReViral社は2018年8月1日、シリーズBラウンドが5500万ドル(約61億円)を調達して完了したと発表した。調達資金を活用し、フェーズIIまで進めている呼吸器合胞体ウイルス(RSV)感染症経口治療薬RV521の開発を加速する。
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米Torque社、Deep Primed T細胞治療の完全閉鎖系製造が可能に
from 日経バイオテクONLINE
(2018-8-8 8:00)
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米Torque社は、2018年8月1日、患者由来のT細胞を用いる癌免疫治療製品「Deep-Primed Immune Cell Theraputics」を高効率に製造するためのプラットフォーム「Slipstream」を米California大学Davis校に設置し、臨床試験用のDeep IL-15の製造を開始すると発表した。
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米研究者、サリドマイドはSALL4を分解し胎児に催奇性示す
from 日経バイオテクONLINE
(2018-8-8 8:00)
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サリドマイドを使用した妊婦から、四肢奇形などを有する重度の先天異常の子供が生まれたのは、60年以上前のことだ。ここにきてようやく、なぜサリドマイドが先天奇形を生じさせるのかが、米Dana-Farber癌研究所の研究者たちによって明らかにされた。研究の詳細は、2018年8月1日、Elife誌オンライン版に報告された。
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米Columbia大学、脱毛遺伝子が癌免疫療法の有効性を引き出す!?
from 日経バイオテクONLINE
(2018-8-8 8:00)
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自己免疫疾患の1つである円形脱毛症で活性が亢進しているIKZF1(IKAROS Family Zinc Finger 1)遺伝子が、癌免疫療法の治療成績向上の鍵となる可能性が報告された。米Columbia University Irving Medical Center(CUIMC)のAngela M. Christiano氏らのグループが行った研究成果で、マウスを用いた実験による概念実証(POC)に成功した。2018年6月27日、Cell Systems誌オンライン版に論文が掲載された。
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大日本住友、他家iPS細胞由来RPE細胞の治験は今年度中の開始目指す
from 日経バイオテクONLINE
(2018-8-8 8:00)
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大日本住友製薬は2018年8月7日、社長会見を実施し、同社の野村博社長が、国内の精神神経領域の開発状況などを説明した。また、同社の再生・細胞医薬事業推進などを担当する木村徹取締役執行役員が、ヘリオスと共同開発する加齢黄斑変性を対象とした他家のiPS細胞由来網膜色素上皮(RPE)細胞について、2018年度中にも治験を開始する予定であると説明した。
【訂正】当初、本文中で「精神神経領域の売上高500億円を目指す」としていましたが、正しくは、「精神科領域の売上高で500億円を目指す」で、パーキンソン病治療薬のトレリーフなど神経領域の売上高は含みません。お詫びして訂正します。
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