パイプライン研究◎特発性肺線維症治療薬【開発動向編】、開発難航の特発性肺線維症治療薬、注目はBI社のPD
from 日経バイオテクONLINE
(2024-4-22 6:58)
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肺の間質に生じる炎症は間質性肺炎と呼ばれ、感染症による肺炎とは区別されている。間質性肺炎の中でも原因が特定できないものを特発性間質性肺炎(idiopathic interstitial pneumonia:IIPs)と呼ぶ。医療費助成制度の対象となる指定難病だ。IIPsの特定疾患医療費(指定難病)受給者証を所持し、医療費助成を受けている患者数は2022年度末で1万8399人と報告されている。IIPsの中で最も発症頻度が高い疾患が特発性肺線維症(Idiopathic pulmonary fibrosis:IPF)である(表1)。患者の男女比は2対1で、特に喫煙している50代から60代の男性の罹患率が高い。したがって、喫煙と加齢はIPFの危険因子である。さらに、ウイルスなどの感染や逆流性食道炎なども危険因子として挙げられている。
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World Trend欧州、欧州委員会がEUバイオテク法の布石となる行動指針を発表
from 日経バイオテクONLINE
(2024-4-22 6:57)
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2024年3月20日、欧州委員会は、欧州連合(EU)でのバイオテクノロジーの発展を促進することを目的とした、10の行動指針を発表した。指針の多くは、単一市場形成の推進がEUの社会的・経済的な競争力の源泉であることを大前提としており、2023年3月に発表されたEUの長期戦略“EU competitiveness beyond 2030”と一致している。“Building the Future with Nature”と題されたこれらの行動指針は、近年のデジタル化と人工知能の発展を受けたバイオテクノロジー(バイオ製造技術を含む)の目覚ましい進歩を受け、バイオテクノロジーが医療だけでなく環境、農業、食品、エネルギーなど広範な分野での差し迫った課題を解決する可能性を秘めていると指摘。EUの競争力の一角を担う「今世紀最も有望な技術分野」と位置付けた。行動指針の実現可能性はともかく、内容は現在の欧州の課題点を的確に反映しているとして、製薬業界からも歓迎の声が強い。
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特集◎世界のPOC取得薬(2023年下半期)──売上高予測編、蛋白質分解誘導薬が相次ぎPOC取得、売上予測上位
from 日経バイオテクONLINE
(2024-4-22 6:55)
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世界のバイオ・製薬業界では、非臨床段階あるいは臨床段階に入り、開発パイプラインとして公開されるものが年間数千品目に達する。それらの候補品の1つのマイルストーンになるのが、治療概念の実証(POC)だ。医薬品開発が成功する確率は非常に低く、POCを取得したパイプラインには大きな注目が集まる。ライセンスアウトや資金調達をする上でも、重要な通過点だ。
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オンライン閲覧TOP15、2024年3月30日から2024年4月12日まで
from 日経バイオテクONLINE
(2024-4-22 6:54)
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2024年3月30日から2024年4月12日までの閲覧数に基づき作成した(本誌に掲載しているオンライン閲覧TOP15を掲載しました)。
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バイオベンチャー株価週報、ステムセル、サンバイオが上昇、その他のバイオスタートアップは下落
from 日経バイオテクONLINE
(2024-4-19 20:00)
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日本の株式市場に上場するバイオスタートアップの株価を週ごとにウォッチしていく「バイオベンチャー株価週報」。2024年4月19日の終値が、前週の週末(4月12日)の終値に比べて上昇したのは2銘柄、下落したのは54銘柄だった。
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Shinobi Therapeutics社とCiRA、細胞製造の自動化でパナソニックと共同開発
from 日経バイオテクONLINE
(2024-4-19 7:00)
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日本と米国のスタートアップをベースに立ち上げられ、iPS細胞由来T細胞受容体T細胞療法を開発している米Shinobi Therapeutics社(シノビ・セラピューティクス、元米Thyas社)は2024年4月18日、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)、パナソニック ホールディングスと、自家iPS細胞由来T細胞の製造を自動化するシステムを共同開発すると発表した。3社は個別化医療のために自家iPS細胞由来T細胞を開発する計画で、その製造を効率化するための研究を開始する。
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富士フイルムHD、2027年度にバイオCDMOのフリーキャッシュフローをプラス転換へ
from 日経バイオテクONLINE
(2024-4-19 7:00)
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「バイオCDMOは2027年度に事業単独でのフリーキャッシュフローをプラスに転換させる」(富士フイルムホールディングス取締役の樋口昌之CFO)――。富士フイルムホールディングスは2024年4月17日、2030年度を最終年度とする中期経営計画「VISION2030」の説明会を開催し、バイオCDMOについては、プラス転換が見込まれる前年2026年度には売り上げ3550億円を、その後2030年度に売り上げ7000億円を目指す方針を示した。樋口CFOは、「設備投資額は2024年度をピークに徐々に減少していくとともに、新設備の稼働による収益拡大が進む」との見込みを語った。
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ベンチャー探訪、リジェネフォーティー、脊髄損傷を対象に細胞医薬や培養上清を用いた治療薬を開発中
from 日経バイオテクONLINE
(2024-4-19 7:00)
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リジェネフォーティー(岡山市、中西徹代表取締役)は、脊髄損傷の治療法の開発などを手掛ける就実大学発スタートアップだ。就実大学の名誉教授や大阪大学医学部の招聘教授を務める中西代表取締役が2021年1月に設立した。同社は2021年7月に「クリエイティブラボ神戸(CLIK)」に研究室を開設し、現在は神戸を拠点に研究開発を進めている。
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羊土社のライフサイエンス最新トレンド、ブロック作製 パラフィンブロックの作製(包埋)
from 日経バイオテクONLINE
(2024-4-19 7:00)
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細胞や組織の状態を観察するためには、組織を数μm程度の厚みにスライス(薄切)する必要があります。組織片は、柔らかすぎてそのままでは薄切することができません。組織中の水分などをパラフィンに置換してそのままパラフィンに埋まったブロック状にしたり、凍結組織切片用の「コンパウンド」とよばれる包埋剤の中で凍結させたりすることで、適度な硬さにすることができ、薄切が可能になります。この工程を組織の包埋といいます。第3章では、第2章まででサンプリングした組織をブロックに包埋する手順を説明します。
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国がんなど、受動喫煙は能動喫煙と異なるタイプの遺伝子変異を誘発
from 日経バイオテクONLINE
(2024-4-19 7:00)
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国立がん研究センターと東京医科歯科大学などの研究グループは、受動喫煙の経験を持つ女性に発生した肺腺がんの遺伝子を解析し、受動喫煙が遺伝子変異を誘発することを明らかにした。また、受動喫煙で起こる遺伝子変異は、能動喫煙によって起こる遺伝子変異とタイプが異なることも見いだした。論文は「Passive smoking-induced mutagenesis as a promoter of lung carcinogenesis」のタイトルで、2024年2月19日にJournal of Thoracic Oncology誌にオンライン掲載された。2024年4月16日、国立がん研究センターは記者説明会を開催し、同センター研究所ゲノム生物学研究分野の河野隆志分野長が研究の概要を説明した。
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