ステラファーマ決算、BNCT用ホウ素医薬品の適応拡大目指す開発が幾つか進展
from 日経バイオテクONLINE
(2024-11-29 7:00)
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ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)用ホウ素医薬品の販売と開発を手掛けるステラファーマは2024年11月28日、2025年3月期第2四半期(2024年4〜9月)の決算説明会を開催した。適応拡大を目指すBNCT用ホウ素医薬品「ステボロニン」(一般名:ボロファラン(10B)、開発番号:SPM-011)について、2024年9月、血管肉腫を対象とした国内第2相臨床試験の被験者登録が完了するなど幾つか進捗があった。また、胸部悪性腫瘍を対象とした国内でのバスケット型臨床試験も、今後本格的に開発が始まる見込みだ。
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岐阜大下畑教授、罹患後症状踏まえ「COVID-19は今後神経疾患としての側面が重要に」
from 日経バイオテクONLINE
(2024-11-29 7:00)
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ファイザーは2024年11月21日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する記者向け説明会を開催した。説明会に登壇した岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野の下畑享良教授は、COVID-19罹患後症状(Long COVID)の現状について紹介した。
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米Allogene社、前治療歴の多い進行腎細胞がん対象ALLO-316の第1相で好結果
from 日経バイオテクONLINE
(2024-11-29 7:00)
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がんと自己免疫疾患に対する他家キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法「AlloCAR T」製品を開発している米Allogene Therapeutics(アロジーン・セラピューティクス)社は、2024年11月7日、2024国際腎臓がんシンポジウム(IKCS)での口頭発表と、米がん免疫療法学会 (SITC) 年次総会でのポスターセッションで、CD70を標的とするALLO-316に関する第1相TRAVERSE試験の得られた好結果を同時に発表した。
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米Werewolf社、IBDなど炎症疾患を対象にプロドラッグ型IL-10分子をパイプラインに追加
from 日経バイオテクONLINE
(2024-11-29 7:00)
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米Werewolf Therapeutics(ウェアウルフ・セラピューティクス)社は2024年10月31日、プロドラッグ型生物学的製剤を開発する「PREDATOR」プラットフォームを活用し、ヒトIL-10誘導体分子「IL-10 INDUKINE」(開発コード:WTX-921)を創製し、新たにパイプラインに追加したと発表した。炎症性腸疾患(IBD)など炎症性疾患を対象に開発を推進する。これまでがん治療薬として「INDUKINE」と呼ぶ生物学的製剤を創出してきたPREDATORが、がん以外を適応とする開発にも適用できることが検証された。
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PhRMAのO'Day会長、中間年改定の拡大をやめてイノベーション促進の薬価制度を確立するよう要望
from 日経バイオテクONLINE
(2024-11-29 7:00)
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米研究製薬工業協会(PhRMA)のDaniel O'Day会長(米Gilead Sciences〔ギリアド・サイエンシズ〕社の会長兼CEO)が来日し、2024年11月27日に記者会見を開いた。O'Day会長は、石破茂首相を初めとする日本政府高官などと会談したことを明らかにした上で、日本のドラッグラグやドラッグロスの解消や創薬エコシステムの強化に向けて、中間年改定のルール拡大をやめるとともに、イノベーションを促進するために薬価制度改革を進めるべきであると訴えた。
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ベンチャー探訪、DeepEyeVision、眼科診療の様々な画像検査にAIを持ち込み読影・診断を効率化
from 日経バイオテクONLINE
(2024-11-29 7:00)
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DeepEyeVision(栃木県下野市、?橋秀徳代表取締役CEO)は、人工知能(AI)を使って眼底画像などを対象とした診断支援システムを開発している自治医科大学発・筑波大学発のスタートアップだ。2016年5月の創業当初から開発してきたAIとそれを活用したサービスは臨床現場への導入が始まり、最近、次のサービス提供へ向けて開発を加速させている。
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ベンチャー探訪、Cyn-Kバイオ、老化に伴う炎症に着目して神経領域でパイプラインを開発中
from 日経バイオテクONLINE
(2024-11-28 7:00)
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Cyn-Kバイオ(シンケイバイオ、京都市、上野隆司代表取締役CEO)は、京都大学の産学連携講座である医学研究科認知症制御学講座の研究成果を基に2023年1月に設立されたスタートアップだ。同社の橋寺由紀子取締役は、「京都大発のアイデアを医薬品に磨き上げ、患者に届けることを目指す」と意気込む。現在は、同講座の2つの研究結果からパイプラインを構築中だ。
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武田薬品のグローバルオンコロジーBUプレジデントが戦略を語る、「3つの疾患分野と4つのモダリティに焦点」
from 日経バイオテクONLINE
(2024-11-28 7:00)
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武田薬品工業は、消化器系・炎症性疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー(がん)、ニューロサイエンス(精神神経疾患)、ワクチンの6つを重点疾患領域に掲げている。このうちオンコロジーに関しては、ピーク時に1600億円以上を売り上げていた多発性骨髄腫治療薬「ベルケイド」(ボルテゾミブ)の独占販売期間が2018年3月期に満了。その影響が長引き、オンコロジー全体の売上高は2019年度以降4000億円台で推移していたが、2025年3月期は前年同期より2桁成長して5000億円台に乗る見通しだ。武田薬品のグローバルオンコロジービジネスユニット(BU)のプレジデントであるTeresa Bitetti(テレサ・ビテッティ)氏に、その戦略などを聞いた。
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武田やアステラスなど出資のシコニア、日本発創薬シーズのデータを補強しスタートアップ生む
from 日経バイオテクONLINE
(2024-11-28 7:00)
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武田薬品工業やアステラス製薬、三井住友銀行(SMBC)による合弁会社で、アカデミアや企業の創薬シーズのインキュベーションを手掛けるシコニア・バイオベンチャーズ(神奈川県藤沢市、藤本利夫代表取締役社長)が、2024年8月に設立された。ベンチャーキャピタル(VC)とは異なる立ち位置で早期の日本発創薬シーズを導入してデータを補強し、臨床試験入りやスタートアップ設立を後押しする。2024年11月18日、藤本社長が本誌の取材に応じ、同社の役割や対象となるシーズなどについて語った。
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米Acumen社、AD臨床試験の患者選抜に血漿中pTau217スクリーニングの有用性を確認
from 日経バイオテクONLINE
(2024-11-28 7:00)
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アミロイドβ(Aβ)の可溶性オリゴマー(AβOs)の標的薬を開発している米Acumen Pharmaceuticals社は2024年10月31日、現在実施中の抗AβOモノクローナル抗体(sabirnetug、開発コード:ACU193)の第2相臨床試験(ALTITUDE-AD試験)の患者スクリーニングに血漿中リン酸化タウ(pTau217)の検査を採用したところ、適格例の効率的な選抜が実現したと発表した。同社は、2024年10月29日〜11月1日に開催された第17回アルツハイマー病臨床試験会議(CTAD)で、ALTITUDE-AD試験の中間結果をLate-breakingセッションで発表した。
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