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ネットワーク
現代社会の要請に応じた研究・教育・社会活動スタイルの確立を目指し、独自の企画を立ててネットワークを作ってきました。
領域横断型「ヒトセミナー」や、異分野融合型「100時間ワークショップ」など、新しい研究教育スタイルを提案、実践しています。活動を通じ、異なる分野の専門家とのコミュニケーションスキルを持ち、融合領域、境界領域、新領域を切り拓くことができる専門家を育成することを目的としています。
また、世界の女性ロボット研究者コミュニティ「Women in Robotics」の創設や、IEEE Japan Council WIEの幹事として国内外で活躍する女性研究者の講演会を企画するなど、女子学生の育成に努めています。女性をキーワードに分野を超えたつながりを作ることを通じて、調和の取れた科学技術社会を実現していきます。

ヒトセミナー
100時間ワークショップ
Women in Robotics & WIE
ヒトセミナー
Human Science Integration Seminar Community Site専門領域が細分化し、異分野の専門家同士ですら情報の伝達が難しくなっている。このことが、科学技術全体を体系化することを困難にしている。このような状況を変え、専門性を有しながら同時に異分野の専門家と協力して新分野を開拓できる研究者を育成することを目的とするセミナーを提案した。具体的には、ヒト特に神経、認知、学習、社会的知能に関わる研究を行っている大学院生、研究者を講師とする、分野横断的「ヒトセミナー」を実施している。
2005年度は計17回、のべ20名の大学院生、研究者が発表を行った。 2006年4月までで、10研究科、具体的には理学系、工学系、新領域創成科学、情報理工学系、薬学系、総合文化、教育学、医学系、人文社会系、経済学系研究科からの話題提供があった。活発に議論することが特徴となっている。発表者が発表後に取りまとめた議事録によると、最大39、平均17の質問があった。2005年12月の段階で、14専攻、24研究室から、のべ75名の参加がある。

リンク:
- ヒトセミナー (2005-)
- Human Science Integration Seminar (2006-)
100時間ワークショップ
100時間ワークショップ成果報告会現在細分化されている広範な専門分野を融合することによって、未来の実世界に密着した次世代の科学技術分野を確立することが求められている。しかしながら、すべての関連分野における最先端の研究を一人または一つの研究室でカバーすることは極めて困難である。分野に対応する異なる専攻毎に分かれ、研究室毎にテーマを絞って研究されているのが現状である。このため、融合技術の開発には、異なる専攻に所属する異なる専門分野の研究者間のコラボレーションを推進することが不可欠である。そこで、コラボレーションスキルを持つ専門家を育成することを目的として、大学院生主体の提案公募型「100時間ワークショップ」を企画し、実施した。
情報理工学系研究科21世紀COEプログラム実世界情報システムプロジェクトメンバーと協力して、応募説明会、成果発表会、成果報告会等のイベントを開催した。電子情報学専攻と知能機械情報学専攻の学生有志13名が参加し、約2ヶ月の間に、認識技術と並列計算技術を組み合わせ、動作認識を高速化、高精度化することに成功した。コミュニティサイトを構築し、そこに実行委員と参加者がイベントやミーティング、日々の作業内容を記録することによって、開発プロセスをコンテンツ化することができた。

参考文献:
[1] Mihoko Otake, Ryo Fukano, Shinji Sako, Masao Sugi, Kiyoshi Kotani, Junya Hayashi, Hiroshi Noguchi, Ryuichi Yoneda, Kenjiro Taura, Nobuyuki Otsu, and Tomomasa Sato, " Autonomous Collaborative Environment for Project Based Learning", Intelligent Autonomous Systems 9 T. Arai et al. (Eds.) IOS Press, pp.756-763, 2006. (abstract)(pdf)

リンク:
- 100時間ワークショップ@情報理工COE(2005-)
- A Hundred Hour Workshop @ UT-I-COE(2006-)
Women in Robotics & WIE
Women in Robotics, Human Science and Society勤務するキャンパスで、以前参加したことがある、知的自律システムに関する国際会議IAS-9が開かれることになった。ここはひとつ、参加者集めに協力しようと考え、 Women in Robotics, Human Science and Technologyというオーガナイズドセッションを企画した。交流会をしましょう、その前にセッションで研究発表しましょうと、国内外の知り合いの女性ロボット研究者に声をかけた。なんと9人もの発表者が集まり、せっかくだからやってみてはどうかとの議長の勧めで、パネルディスカッションWomen in Robotics, Human Science and Societyも開くことにした。
こんな勢いではじめた企画ではあったが、先輩女性研究者から様々な話を伺うことができ、非常に勉強になった。また、世界中の研究者が、女性を含めた次世代の研究者育成に関し、様々な取り組みをしていることを知った。一連の活動を、コミュニティサイトWomen in Robotics towards Human Science, Technology and Societyを通じて発信したことがきっかけとなって、各国の女性研究者からの問い合わせがあり、世界の女性ロボット研究者コミュニティが創発的に生まれた。この輪を定着させるため、日本ロボット学会誌において、Women in Roboticsという特集号を組み、世界中の女性ロボット研究者に寄稿して頂いた。
理工系諸分野において、女性研究者はマイノリティであるが、世界に目を向ければ多くの優れたロールモデルを見つけることができる。また、国内には、研究と生活を調和させている優れた先輩研究者がたくさんいる。こういった方々をネットワークし、新しい研究分野を開拓する研究会として育て、引き継いでいきたい。

また、Women in Roboticsの活動をきっかけに、IEEE Japan Council Women in Engineering Affinity Group (WIE) に、幹事として参加し、講演会や交流会の企画を行っている。

参考文献:
[1] 大武美保子,本間敬子,横井浩史,淺間一,新井民夫.Women in Robotics towards Human Science, Technology and Society at IAS-9.日本ロボット学会誌, vol. 24, no. 5, pp. 564-569, 2006.

リンク:
- パネルディスカッション開催報告 Women in Robotics, Human Science and Society(2006-)
- 日本ロボット学会誌Vol.24, No.5, Women in Robotics特集号(2006)

- Women in Robotics towards Human Science, Technology and Society(2006-)
- IEEE Japan Council Women in Engineering Affinity Group(2006-)
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